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ニトリHD/3~5月は減益

2015年06月29日 / 決算

ニトリホールディングスが6月29日に発表した2016年2月期第1四半期決算は、売上高1192億2600万円(前年同期比1.7%増)、営業利益208億2500万円(5.3%減)、経常利益213億8100万円(4.4%減)、当期利益118億3900万円(1.3%減)となった。

円安対策の一環としてバーティカルマーチャンダイジングを推進し、原材料の見直し・共通化による原価低減と商品の入替えによる商品力強化に積極的に取り組んだ。

安さを維持しつつ新たな機能を追加した高付加価値商品の開発を継続して進めるとともに、重点課題である事業領域の拡大に向けて従来までの郊外型大型店に加え都市型店舗の出店を進めるなど、新たな客層の拡大に努めた。

4月にニトリグループとして初めて百貨店内にオープンした「ニトリプランタン銀座店」(東京都中央区)は、20代・30代の働く女性をメインターゲットに、手ごろで簡単にコーディネートを楽しめる「スモールコーディネート」を意識し、ファッショナブルなアイテムとプレゼンテーションを重視した新しいコンセプトの売場を展開し好評となった。

中部・東海地区に3店、関東地区に2店、東北地区、北陸甲信越地区、近畿地区、中国・四国地区にそれぞれ1店、計9店を出店した。一方、近畿地区で1店を閉鎖した結果、国内の店舗数は354店となった。

このうち小商圏フォーマットのデコホームは、東京都台東区浅草に「浅草ロックス・3G店」をオープンする等都市部への出店を継続し、合計で33店となった。

海外では、5月に中国3店舗目となる「上海中山公園兆豊(ちょうほう)広場店」を上海市に初出店いした結果、台湾の20店、米国の5店と合わせ、28店となった。期末の国内・海外の合計店舗数は、382店となった。

通期は、売上高4450億円、営業利益710億円、経常利益720億円、当期利益436億円の見通し。

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