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TSI/3~8月は売上高3.5%減、当期損失14億円

2015年10月14日 / 決算

TSIホールディングスが10月14日に発表した2016年2月期第2四半期決算は、売上高835億7300万円(前年同期比3.5%減)、営業損失4億2200万円(前期は3億1900万円の営業利益)、経常利益6億1300万円(39.7%減)、当期損失14億6200万円(4億6500万円の当期損失)となった。

アパレル関連事業の売上高は、820億1900万円(3.4%減)となった。事業子会社は経営指標に新たなガイドラインを設定し、既存事業の収益化を最優先課題に利益率の向上に積極的に取り組むとともに、各々の事業領域に応じて様々な戦略を推し進めた。

経営環境が厳しくなる中、オリジナリティー豊かな商品政策と特色ある店舗戦略、独自の宣伝手法により、ゴルフウエアの「パ-リーゲイツ」「キャロウエイアパレル」、ストリートカジュアルの「ステューシー」、ロンドンのコレクションブランドである「マーガレット・ハウエル」などの個性溢れるブランドを有する事業は、引き続き順調に推移した。

新規事業・業態開発への取り組みとしては、アングローバルによる英国の老舗衣料メーカー「サンスペル社」との日本国内での輸入・卸・小売・ライセンスに関わる独占契約の締結や、アルページュによる30代をメインターゲットにした大人のカジュアル市場に向けた新ブランド「マイストラーダ」の展開など、グループ各社は新たな事業領域への進出により収益力の拡大を目指した。

イーコマース事業の強化として、利便性のさらなる向上を図るため自社O2Oサイトと店舗のポイント共通化を推進するとともに、スマートフォンユーザ向けにアプリケーションの対応を充実させた。

自社O2Oサイトの立ち上げ、有力サードパーティへの出店を加速するなど、オムニチャネル化の推進により集客力の一層の拡大と売上高に占めるイーコマース化率のさらなる向上を目指した。

通期は、売上高1700億円、営業利益24億円、経常利益40億円、当期利益14億円の見通し。

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