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サガミチェーン/既存店の収益性低下で売上高12.3%減、当期損失14億円

2009年09月03日 / 決算

サガミチェーンが9月2日に発表した2010年1月期第2四半期決算によると、売上高は109億4200万円(前年同期比12.3%減)、営業損失3億7700万円(前期は1億7400万円の営業損失)、経常損失3億5400万円(1億7100万円の経常損失)、当期損失14億200万円(4億7700万円の当期損失)となった。

部門別の概況は、主力の和食麺類部門で前期に引き続き経費削減計画を策定し、固定経費を削減する一方、全社販売促進企画「夏の大感謝祭」「お客様生活応援キャンペーン」を実施した。麺と素材の組み合わせをテーマにしたメニュー政策に加え、「素材厳選 活じめあなご」「素材厳選鹿児島県大隅産 うなぎ」などの料理フェアを実施。「母の日御膳」「父の日御膳」なども販売したが、食の内部化や外食離れ等の影響により、既存店売上高は8.6%減、既存店客数は5.2%減となった。

店舗関係では、高石店、神戸伊川谷店など6店舗にに加え、業態転換のため江南店など4店舗を閉鎖。セルフサービス方式のどんどん庵部門では、全店販売促進企画「どんどん庵祭り」を2回実施し、桑名アピタ店、三河一色店、高倉製麺所店の3店舗を出店。東浦生路店、春日店、豊明店を閉店した。

その他の部門では、中国上海市で展開する盛賀美1店舗を出店し、あいそ家4店舗を業態転換した。並行して、DONDONあん2店舗を閉鎖した。

利益面では、経費削減計画などで販売費・一般管理費を10億4500万円削減したが、既存店売上高が前年を下回ったことなどで営業損失、経常損失を計上。加えて、既存店の収益性が低下したことなどで減損損失が増加し、特別損失を8億3800万円計上したほか、繰延税金資産を1億6300万円取崩したため当期損失となった。

通期は売上高229億5000万円(10.3%減)、営業損失3億5000万円、経常損失3億2000万円、当期損失18億7000万円の見通し。

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