資生堂/通期売上高予想など引き上げ、4~9月期は営業益2.5倍
2013年10月31日 / 決算
資生堂は10月31日、2014年3月期第2四半期(4~9月)連結決算を発表した。
売上高は3605億400万円(前年同期比8.1%増)、営業利益は203億9100万円(約2.4倍)、経常利益は210億2100万円(約2.5倍)、純利益は53億7700万円(7.1%増)となった。
国内売上高は2.5%減。店頭売上は前年比プラスの水準を回復したものの、店頭在庫の縮減を目的に、出荷抑制を行ったことなどが背景。
海外売上高は、現地通貨ベースで0.5%増。為替が円安基調で推移したため、円換算後の伸長率は21.5%に拡大。
店頭在庫の改善を目的に進めている売上下位商品の回収に関連し、営業費用を計上するものの、販管費の効率化を進めたことや一部費用の計上が下期に繰り下がることなどが、利益面で大きく寄与した。
通期予想は修正した。売上高を従来予想の7270億円から7400億円(前期比9.2%増)に、営業利益を390億円から400億円(53.6%増)に、経常利益を390億円から410億円(44.3%増)に、それぞれ引き上げる。
通期の想定為替レートを従来よりも円安方向で見直したことが理由。
一方、純損益は、従来予想の200億円の黒字から150億円の黒字(前期は146億8500万円の赤字)に引き下げる。
店頭在庫の回収費用として、63億円を特別損失に計上した。
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