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資生堂/4~6月期は各利益とも黒字転換、通期予想を上方修正

2013年07月31日 / 決算

資生堂は7月31日、2014年3月期第1四半期(4~6月)連結決算を発表した。

売上高は1623億6300万円(前年同期比8.6%増)。

営業損益は68億7500万円の黒字(前年同期は30億2100万円の赤字)、経常損益は75億6000万円の黒字(前年同期は27億3600万円の赤字)、純損益は26億5800万円の黒字(前年同期は12億7400万円の赤字)となった。

国内化粧品事業では、「マキアージュ」「エリクシール」が好調に推移したほか、デパートで展開するグローバルブランド「SHISEIDO」の売上が伸びた。

海外では、中国において春節の時期が変動したため、第1四半期に多くの出荷が計上されたことなどにより、売上が増加。アジア・オセアニア全体では、27.0%増収となった。このうち、為替変動の影響を除いた増収率は7.7%。

一方、米州は14.8%増収、欧州は13.1%増収となった。為替の増減の影響を除くと、米州は1.5%減収、欧州は3.5%減収となる。

特に、欧州では景気低迷が影響を与えた。

利益面では、増収効果に加え、マーケティング費用の集中領域への投入とコスト構造改革を同時に進めたことが奏功した。国内で人件費が減少したこもあり、営業利益をはじめ各利益が黒字転換した。

通期予想は修正した。売上高を従来予想の7100億円から7270億円(前期比7.3%増)に、営業利益を380億円から390億円(49.7%増)に、同じく経常利益も380億円から390億円(37.3%増)に引き上げる。一方、純損益は200億円の黒字(前期は146億8500万円の赤字)とし、従来予想を据え置く。

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