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西友/英国発PBの売上を2倍に、デザイナー100人体制で

2009年06月05日 / 商品

西友は6月4日、現在推進している低価格路線の下での衣料品強化策の一環として、英国発プライベートブランド「George」の商品ラインナップを拡充、2010年度末までに、2008年度対比でGeorgeブランド全体の売上を約2倍に伸ばす。

同ブランドは、昨年度対前年比で6割近い売上増を記録した。西友で販売するGeorge商品はこれまで、英国Georgeでシーズン毎に設定されるコンセプトやテイストに基づいて、日本で独自にデザイン開発されたものが中心だった。今後は、最先端のファッショントレンドを意識したデザインを英国からそのまま導入。日本人向けに規格・サイズだけを調整して商品化するアイテム数を大幅に増やす計画だ。

これにより、ファッション感度の高い層の満足度に対応する高いデザイン性と、低価格を同時に実現する商品をスピーディーに展開することが可能となる。英国Georgeとの「デザイン共有型」の商品開発については、婦人服から着手し、今後、紳士と子供服でも段階的に導入し、Georgeラインナップ全体の拡充を図っていく。

Georgeはウォルマートグループの英国子会社ASDA(アズダ)の衣料品ブランド。「パリ」、「ミラノ」、「ロンドン」、「ニューヨーク」の世界4大コレクションで打ち出されるトレンドを基に、100人のデザイナーが各シーズンのデザインを決定している。Georgeは、英国、日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン・インドの8か国・4000店舗で展開されており、英国のアパレル売上で第3位のシェアを保持している。

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