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健康食品／2011年は2.1％増の7105億円

2012年01月16日 ／ トピックス商品

矢野経済研究所は1月16日、健康食品市場に関する調査結2011を発表した。調査によると、2011年度の健康食品市場規模は、メーカー出荷金額ベースで、前年度比2.1％増の7105億円と予測した。
2008年度まで縮小傾向にあった同市場は、2009年度からプラス成長に転じている。背景として、通信販売市場の好調と、中高年層のニーズを受けた美容・アンチエイジング素材、エイジングケア素材の台頭、青汁やにんにくなど消費者に認知度の高い素材の市場拡大がある。
年々構成比を高めてきた通信販売は、2010年度は従来の最大販売チャネルであった訪問販売を初めて上回った。
媒体料の低下を受けて各社の広告展開が活発となり、消費者の需要を喚起したことが奏功した。その他のチャネルでは、ドラッグストアなどの薬系チャネルも堅調だった。
2010年度の健康食品市場は、期待される効果がわかりやすい素材が好調であった。健康食品の表示・表現に対して行政の規制・監視が強まる中で、ヒット素材が生まれにくくなっており、認知度の高い素材や効果の実感しやすい素材が人気を得ていることが背景にある。
特に好調であったのは、グルコサミン、プラセンタ、青汁などだった。高齢化が進む中で、中高年層向けの関節対策、生活習慣病対策、肝機能改善などを訴求した素材の拡大が見込まれる他、女性からの堅実なニーズがある美容・アンチエイジング素材も成長が期待できる。

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