流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





消費者庁/カネボウなどの美白化粧品54製品の使用中止を呼びかけ

2013年07月04日 / 行政

消費者庁は7月4日、カネボウ化粧品、リサージ、エキップが製造販売する美白化粧品の使用者に白斑が生じるなどの被害が出たことを受け、これらの54製品の使用中止を呼びかけた。

対象製品の合計出荷数は約436万個。全国のドラッグストア、大手スーパー、化粧品専門店、百貨店など約1万5000店で販売されていた。

3社はグループ会社。同日、当該54製品の自主回収を発表した。

<回収対象製品の一部>
回収対象製品の一部

これらの対象製品には、メラニン生成抑制効果のある成分として、カネボウが開発した医薬部外品有効成分「ロドデノール」が配合されている。

同成分を含む美白化粧品などについて、利用者の肌がまだらに白くなったとして、7月3日時点で39件の事故情報が当該企業に寄せられている。

消費者庁の関係機関にも、「白斑が出た」「発疹が出た」などの事故情報が寄せられたという。

もっとも、これらの事故情報については、現時点で消費者庁の調査などにより事実関係が確認されたものではない。

<手に使用して肌がまだらに白くなったとされる例>
手に使用して肌がまだらに白くなったとされる例

同庁は、当該製品の使用中止を呼びかけるほか、症状が出ている場合には皮膚科などの医療期間を受診するよう促している。

■厚生労働省公表資料「(株)カネボウ化粧品、(株)リサージ及び(株)エキップの薬用化粧品の自主回収について (クラスⅡ)」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000035xv0.html

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧