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データ・アプリケーション/B2Bサーバ&パッケージ、相互接続性を確認

2009年03月03日 / IT・システム

データ・アプリケーション(DAL)は3月3日、同社のB2Bインテグレーション・サーバ「ACMS E2X (エーシーエムエス イーツーエックス)」とクライアント・パッケージ「ACMS Lite (エーシーエムエス ライト)」が、2008年10月からソフトウェアベンダ7社で行われたJX手順対応のEDIパッケージ相互間接続テストに参加し、各社のEDIパッケージとの組み合わせにおいて相互接続性が確認できたと発表した。

相互接続テストは、流通業向けのPOS・SCM・基幹システムを開発・販売するエス・エフ・アイの主導のもと、JX手順対応のEDIパッケージをもつソフトウェアベンダ7社が参加。

ローカルネットワークに直接接続した環境のもと、各社が持つサーバ・パッケージ6種類とクライアント・パッケージ8種類を用いて、自社パッケージ同士をのぞいた41通りの組み合わせで相互接続性を確認した。インターネットEDIに必要なデータ通信の信頼性を確保する電子認証には、流通BMS(ビジネスメッセージ標準)対応の認証局であるインテック「EINS/PKI+ for EDI」から発行された証明書を使用。

流通BMSにおけるJX手順の推奨値である1取引のデータ量10MB、1万明細までのメッセージを、各社のEDIパッケージ間で問題なく送受信できることを確認した。データ・アプリケーションは、JX手順を導入する際に不可欠なデータ通信接続テストの負荷を軽減するとともに、JX手順の普及にも貢献できると見ている。

流通業界では、従来のデータ通信プロトコルであるJCA手順に代わり、2007年4月に策定されたインターネットを使った企業間取引を実現する新しい規格、流通BMSへの対応が加速している。流通BMSの通信プロトコルとしては、ebXML MS、JX手順およびEDIINT AS2(AS2)の3つがあり、今回はクライアント-サーバ型のJX手順について、EDIパッケージ間で相互接続テストを実施した。

DALのACMSシリーズは、流通BMSの通信プロトコルebXML MSについて、2008年ebXMLアジア相互運用性認定を取得。EDIINT AS2については、2006年にプラネットが提供するAS2を使ったインターネットEDIサービス「SMOOTHEDI」と接続テストを完了した。2008年にB2Bソフトの世界的な認定機関米DGI社(Drummond GroupInc.)が実施するAS2の相互運用テストでも認定を取得している。

今回のテストによって、ACMSシリーズは流通BMSに必要なすべての通信手順の相互運用性について信頼性の高い製品として認められたことになったという。DALは今後も国際標準・業界標準への取り組みを積極的に継続する考えだ。

今回の接続性テストに参加した企業とパッケージは下記のURLを参照。
http://www.dal.co.jp/pressrel/20090302.html

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