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日本ヒューレット・パッカード/日本酒類販売の基幹システムを再構築

2008年10月09日 / IT・システム

日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月6日、日本オフィス・システムと共同で日本酒類販売のメインフレームをオープンシステムに再構築し、運用コストの30%削減と性能の50%向上を両立したと発表した。

並行して、日本HPのメインフレーム移行プログラム(MFA)で、メインフレームからオープンシステムへの移行を支援する専任組織を発足。コンサルティング・インフラの設計から保守運用サービスまで、バリューチェーンを最適化し、パートナー企業との連携を強化していく。

今回のシステム移行は、数億円以上の維持費がかかるメインフレームを刷新し、機能追加や修正のスピードを向上するため実施した。3社は1年を費やしCOBOLソース約6600本、ジョブ制御言語約4300本の基幹システムをオープンシステムへ移行。

この結果、運用コスト削減のほか、1本のバッチ作業が30-10分に短縮されたなど性能向上効果を確認。またオープンシステムに標準化することで、管理者の知識共有や開発力が向上。半年かかっていたエンドユーザーのシステムに対する変更要求の反映も、1-2ヶ月に短縮できたという。

このほか年間2000件近くの案件を処理する開発力の強化など、付帯的効果も見られた。今後は、引き続きデータベースなどのCPUチューニングや、サーバの統合化などを行う。

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