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日立製作所/メモリチップ単体での電子署名技術を確立

2008年09月25日 / IT・システム

日立製作所は9月22日、メモリチップ単体に電子署名機能を組み込む技術を開発したと発表した。メモリチップ本体で電子署名生成のための認証が出来るためCPUを用いずにすむ点が最大の特長。このため低コストで既存メモリデバイスのセキュリティを高められ、入場券や商品券の電子チケットなどの偽造・改ざん防止に役立つという。

今回開発した技術は、署名生成に必要となるデータを事前に暗号化し、メモリチップに記録。このデータを適切に組み合わせることで電子署名を生成するもの。これにより高度な演算を必要とする従来の方式と違い、メモリチップ単体での電子署名が実現した。

日立製作所によると、この技術をCHAP2方式に用い、低コストで高いセキュリティが必要とされる用途への認証に適用できるという。今回開発した技術の一部は、ドイツのダルムシュタット工科大学との共同研究で確立した。

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