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DNP/EC決済の本人認証サービスが携帯に対応

2010年08月28日 / IT・システム

大日本印刷(DNP)は8月26日、ビザ・ワールドワイド(Visa)開発のインターネット上カード決済における本人認証技術「3-Dセキュア」に準拠した本人認証サービス「SIGN3D(サインド)」を、携帯電話に対応したと発表した。

ことし10月から、Visaが世界で初めて携帯サイト向け3-Dセキュアのパイロットテストを日本で実施するのにあわせて、DNPのパソコンサイトのカード決済における本人認証サービスである「SIGN3D」の追加開発を行い、携帯サイトに対応させ、カード発行会社向けにASP方式で提供する。

インターネットを利用して商品を購入するオンラインショッピングの普及にともない、他人を装って操作する「成りすまし」やカード番号等を詐取する「フィッシング」などの被害が拡大し、電子決済時のセキュリティ確保が重要となっている。

Visaは、安全にクレジットカード決済を行う仕組みとして、パスワードによりカード発行会社がカード会員の本人確認を行う3-Dセキュアを開発し、セキュリティの強化を図ってきた。従来の本人認証サービスは、携帯電話向けには提供されておらず、早急な対応が求められている。

Visaが携帯電話向け3-Dセキュアの仕様を策定し、一部のカード発行会社の会員向けにパイロットテストを実施することが決定した。DNPも携帯電話向けに「SIGN3DTM」の追加開発を行い、パイロットテストに参加する。

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