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三越伊勢丹/商品・顧客分析システムを統合

2010年12月15日 / IT・システム

三越伊勢丹グループはこのほど、これまで伊勢丹で稼動していた商品(マーチャンダイジング)情報分析システムと顧客情報分析システムを三越の業務アプリケーションと統合して、グループ共通の情報分析基盤を再構築した。
三越伊勢丹グループのシステム関連を担う三越伊勢丹システム・ソリューションズは2010年4月から、三越と伊勢丹の商品および顧客情報の分析システムを全面的に更改、再構築するにあたり、Teradataのデータウェアハウス(DWH)を採用した。
システムを提供した日本テラデータによると、これまで別々だった商品分析と顧客分析のインターフェースも統一して、システム利用時にユーザーがストレスを感じることなくデータ分析に集中できる環境を提供したという。
三越伊勢丹グループでは、現場の社員が過去のデータを利用し、さらに実際の販売動向を確認して、施策を立てている。
徹底した商品の単品管理と詳細な顧客情報管理を行い、これらのデータをTeradata上で稼動する情報分析システムで活用している。
「MDと顧客の両システムは、データ分析方法を定型化するのではなく、個々の社員が必要とする分析を自由に行える柔軟性を最大の特徴としている」(同社)。
現在、三越と伊勢丹の社員を合わせて、6800人がMD情報分析を日常的に利用し、月間約26万回の検索が行われ、顧客分析では2000人が利用し、月間約5万3千回の検索が行われているという。

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