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ショッピングセンター/3月総売上高は5.4%減の2兆1828億円

2010年04月24日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が4月23日に発表した3月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、SC総売上高(推計)は2兆1828億円(前年同月比5.4%減)、既存SCの売上高は4.4%減と19か月連続で減少した。

前年同月比のマイナス幅が拡大した。エコポイントによる家電の駆け込み需要や、高額品の動きが出てきたといった報告がみられるが、前年よりも休日が1日少ないことや、月後半の天候不順により春物衣料の動きが鈍いこと、客数は戻りつつあるが客単価は低価格志向から依然として伸び悩むなどのマイナス要因が影響し、全体の底上げには至らなかった。

特にキーテナント(GMS)の落ち込みが大きい。昨年の12月から同月はマイナス幅の変動が顕著であり、消費マインドの向上にはやや時間がかかると同協会は見ている。

立地別でみると、周辺や郊外地域の落ち込みが前月よりも大きい。周辺地域は0.8ポイント、郊外地域は3.8ポイント後退している。

地域別では、北海道が2.0%減、次いで関東が3.4%減、東北が3.6%減で比較的健闘しており、特に北海道の中心地域は前月に引き続き1.0%でプラス成長、東北地方も周辺地域が1.1%でプラスに転じている。ただ、前月はプラス地域が6か所だったが、今月は2か所に減少している。

政令指定都市別で見ると、札幌市(1.4%減)がもっともマイナス幅が小さく、次いで横浜市(1.5%減)、東京都区(2.5%減)で減少幅が小さかったが、名古屋市(8.6%減)は依然低水準にある。

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