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ショッピングセンター/10月の既存SC売上高、26か月ぶりプラス

2010年11月24日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が11月24日に発表した10月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高の前年同期比は1.9%増と26か月ぶりのプラスとなった。
SC総売上高(推計)は2兆2278億円で全SCベースでは3.0%増となった。
9月後半から本来の気候にもどり、重衣料の動きが出てきたことや、家電エコポイント制度の変更による駆け込み需要が牽引した。
前年に比べて休日が1日多いことや、シネマが好調との報告もあり、来店客数の増加で飲食店の売上アップ、また効果的なリニューアルが売上増につながっているとの報告もあった。
ただし、大型専門店の入れ替えによる売上の変動や、依然として空き区画の存在、12月以降のエコポイント特需の反動も懸念され、先行きは不透明だ。
立地別でみると、郊外地域が3.8%増、特にテナントは5.2%増とプラス成長。周辺地域0.9%増、中心地域も0.3%増と、前月に比べ改善している。
地域別では、全地域でプラスとなった。北海道は7.9%増、特に郊外は13.9%増と大幅に改善した。リニューアルにより大型専門衣料店、子供用品専門店の開店が寄与した。
一方で、中国の中心地域が3.7%減、四国の周辺地域が3.3%減とマイナスとなった。GMSやテナントの退店による空き区画の増加が影響した。
政令指定都市別で見ると、札幌市(8.7%増)、名古屋市(6.0%増)、北九州市(4.2%増)が好調だった。

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