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ショッピングセンター/6月の既存SC売上高1.5%減

2010年07月24日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が7月23日に発表した6月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は1.5%減と22か月連続の減少となった。

6月はマイナス幅は1%台に改善し、不振であったキーテナントも2.4%減と2008年11月の2.9%以来マイナス幅が2%台に縮小した。全体では、一部の郊外型SCが夏のセールを前倒ししたことによる売上増が寄与した。来店客数は前年並みとの報告が多かったとしている。

立地別では郊外地域が1.3%増で、2008年8月以来増加に転じた。郊外地域のテナントは2.8%と大きく改善ており、郊外型SCは6月後半よりバーゲンに入ったことによる。一方、中心地域は4.4%減、周辺地域が3.5%減となった。キーテナントは中都市で4.4%減となり、特に周辺地域のキーテナントは都市型SCの多くがバーゲン開始時期が7月上旬であり、6月は買い控え傾向が見られたためなどで5.9%減と低調であった。

地域別では、中部が0.3%増、北海道は0.1%増となり、特に北海道の中心地域では4.9%増となったが、周辺地域では5.6%減だった。郊外地域は、北海道と北陸以外の全地域で増加した。そのほか、中国の中心地域(8.5%減)の落ち込みも目立った。

政令指定都市別では、札幌市が0.4%増となった以外は減少した。神戸市(0.3%減)は昨年の新型インフルエンザ流行による落ち込みからの反動が要因と見られる。2桁台の減少となったのは北九州市(11.2%減)だった。

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