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日本フードサービス協会/12月の外食産業売上は2.4%減

2010年01月25日 / 月次

日本フードサービス協会が1月25日に発表した2009年12月の外食産業市場動向調査によると、全業態トータルの売上高は前年同月比2.4%減と11月の5.8%減からやや上向きとなった。

全般的にはファーストフードやファミリーレストラン業態が平均気温が低かったこともあり、内食派をテイクアウトや宅配で取り込んだため、それぞれの業態の客数は3.3%増、 2.3%増となった。全業態の客数も1.9%増となった。一方、客単価はボーナス支給額の減少等による家計節約などの影響で、ファーストフード、ファミリーレストランとも前年を下回り、全業態では4.2%減となった。店舗数前年同月比は0.3%増と前年並みだった。

業態別の概況は、ファーストフード業態の売上高が1.5%減。客数は1.9%増だが、客単価が4.6%と減少。麺類チェーンは需要を取り込み売上高13.2%増と好調だが、和風チェーンでは客数が9.4%減の大幅減となった。

ファミリーレストラン業態の売上高は1.7%減で推移。客単価は3.9%減だが、客数は2.3 増%と前年を上回った。中でも洋風チェーンが好調で、客数は4.5%増、客単価は3.4%減で、この業態で唯一売上高0.9%増と前年を上回った。

パブ・居酒屋業態の客数は4.6%減、客単価は0.8%減となり、売上高も5.3%減と前年を下回った。パブ・ビアホールチェーン、居酒屋チェーンとも客数がそれぞれ6.7%減、4.1%減で、不況による大型忘年会数や予約無しの一般客の減少が見られた。

ディナーレストラン業態の規約単価は0.1%減と横ばいで、客数は5.9%減となった。売上高は6.0%減。同協会の会員社によると、12月らしくない客入りが末日まで続いた模様。

喫茶業態の客単価は0.3%増と前年並みだが、客数が4.3%減、売上は4.0%減と前年を下回った。

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