流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





日本フードサービス協会/9月の外食産業売上高1.5%減

2009年10月26日 / 月次

日本フードサービス協会が10月26日に発表した9月の外食産業市場動向調査によると、売上状況は全業態で前年同月比1.5%減と4か月連続の前年実績割れとなった。

9月は来客数が1.8%増と前年を上回り、客単価は3.2%減と8月に引き続き前年を下回った。シルバーウィークで昨年に比べ休日日数が1日多く、好天に恵まれ、サービスエリアや空港など交通網に隣接した店舗や郊外店では客数が増加した。

しかし、消費者の節約志向の強まりなどで各業種とも低価格帯の業態が増加しつつあり、売上増にそのまま結び付かない傾向が見られる。店舗数は0.5%減と横ばいで推移した。

業態別の概況では、ファーストフード業態の売上高は3.3%増と前年を上回った。客単価は2.2%減、来客数は5.6%増と増加したため売上も好調に推移した。業種別では麺類チェーンが店舗数の2桁増で来客数も増加し、売上高は18.4%増と好調に推移。洋風チェーンの客単価は前年を下回ったものの、客数が4.4%増と増加したため、売上も2.3%増と好調に推移した。

ファミリーレストラン業態は、売上高は5.4%減、客単価は2.4%減で推移し、客数も2.8%減となった。

パブ・居酒屋業態の売上高は7.0%減、来客数は5.9%減、客単価も1.2%減といずれも減少。居酒屋業種の来客数は5.6%減と前年を下回ったが、客単価は0.8%減と微減だった。
ディナーレストラン業態の客単価は1.1%増と増加したものの、来客数は5.7%減と前年を下回り、売上高も4.6%減と減少した。

喫茶業態の客単価は0.4%増と微増となったが、来客数は6.0%減と前年を下回り、売上高も5.7%減と減少した。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧