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日本フードサービス協会/1月の外食産業売上は1.8%増

2010年02月26日 / 月次

日本フードサービス協会が2月25日に発表した1月の外食産業市場動向調査によると、全業態トータルの売上高は前年同月比1.8%増となった。前年同月を上回ったのは、昨年10月以来。

昨年1月も前年同月を上回って推移しており、2年連続で拡大傾向を示した。客数は5.9%増となり、3.9%減の客単価の落ち込みをカバーした。会員社コメントから推測される要因としては、「昨年より休日が一日多かったことや比較的天候に恵まれたこと」もあるが、 12月から続く年末年始の「短い休みによる遠出控え層の取り込み」が成人式まで続いたもようで、ファーストフード(FF)業態が4.9%増、ファミリーレストラン(FR)業態も0.2%増と健闘した。店舗数前年同月比は0.3%増だった。

ファーストフード業態の売上は4.9%増だった。客数は8.0%増、客単価は2.9%減となった。麺類チェーン、洋風チェーン、持ち帰り弁当 / 回転寿司チェーンの売上高は、それぞれ15.8%増、5.6%増、2.2%増と好調を維持した。

ファミリーレストラン業態の売上は0.2%増と前月、前々月から上向いた。客単価は4.7%減だが、客数は5.1%増と前年を上回った。洋風チェーンが5.2%増、中華チェーンは3.4%増だった。

パブ・居酒屋業態の客数は1.3%減、客単価は1.7%減、売上は3.1%減となった。パブ・ビアホールチェーン、居酒屋チェーンとも、客数がそれぞれ1.0%減、1.4%減だった。

ディナーレストラン業態の客単価は0.7%増と前年を上回ったが、客数が3.7%減だったため、売上は3.1%減となった。会員社によると「ランチは善戦するがディナーの不調さが響いた」というコメントがみられた。

喫茶業態の客単価は0.4%増と前年並みだったものの、客数が1.6%減となり、売上は1.1%減と前年を下回った。

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