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日本フードサービス協会/9月の売上は0.3%増

2010年10月25日 / 月次

日本フードサービス協会が10月25日に発表した9月の外食産業市場動向調査によると、9月度売上状況は、全業態トータルで前年同月比0.3%増と3か月連続で前年を上回った。

昨年に比べ、日祭日が1日少なくシルバーウィークが昨年のような大型連休でなかった。月半ばから秋雨前線が活発となり雨天日数が多かったなど悪条件が重なったが、月前半が8月に引き続き天候に恵まれ、厳しい残暑が続いたことなどにより、客数が前年比3.9%増と比較的堅調に推移した。

全業態トータルの客単価は、8月よりさらに下がり3.4%減となるなど、景気回復の自律性が弱まる中、消費の低迷を背景に依然厳しい状況が続いている。店舗数は1.2%減となった。

ファーストフード業態客単価は4.4%減と前年を下回ったが、客数が6.0%増と伸びたため、売上は1.4%増と前年を上回った。洋風は客数が1.2%増と伸びたが、客単価が2.5%減と下回ったため、売上は1.4%減と前年を下回った。

和風は各社積極的な広告・販促策等が功を奏し、客単価は13.0%減だったが客数が25.7%増と大幅な伸びを示し9.3%増となった。麺類は客数1.9%増、客単価は1.5%増 と前年を上回り売上高は3.4%増となった。
 
ファミリーレストラン業態は、客単価1.1%増と前年を上回ったものの客数が1.2%減となったため、売上は0.2%減となった。業種別では、洋風が1.2%増、焼肉が3.3%増と前年を上回ったが、和風4.9%減、中華1.4%減と前年割れとなった。
 
パブ・居酒屋業態は、客数、客単価とも0.9%減で、売上高1.8%減と前年割れとなった。

ディナーレストラン業態は客単価1.2%減、客数5.5%減で、売上高6.6%減と前年を下回った。

喫茶業態は、客単価は0.9%減と前年割れとなったが、客数が3.1%増と伸びたため、売上高2.2%増と前年を上回った。 

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