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日本フードサービス協会/6月の全業態売上高は2.6%減

2009年07月27日 / 月次

日本フードサービス協会が7月27日に発表した6月の外食産業市場動向調査によると、売上状況は全業態合計で前年同月比2.6%減と2か月ぶりに前年実績を下回った。

減少の要因は。昨年に比べ休日が1日少なかったこと、東京で雨天日数が2日多かったことなどの影響と見られる。客数は1.0%減とほぼ横ばいで推移したが、客単価は1.6%減となった。

消費者の節約志向の高まりや外食市場の牽引役だったファーストフード業態が昨年のキャンペーンの反動で一時的に失速したことなどが要因と見られる。店舗数は0.1%増となった。

業態別の概況ではファーストフード業態の売上が0.7%減とほぼ前年並みに推移。店舗数は2.1%増、客数は0.3%減、客単価0.4%減とこちらも横ばいで推移。業種別では麺類チェーンが店舗数の増加で客数も増加し、売上も11.5%増と好調に推移。その他の業種では気温が高かったためアイスクリームチェーンなどが伸長し、客数は5.8%増、客単価も1.7%増、売上高7.6%増と好調に推移した。

ファミリーレストラン業態の売上高は3.1%減。客単価は2.7%減、客数は休日が1日少ないにも関わらず0.5%減と前年並みに推移した。業種別では中華 チェーンが客数の増加で売上高0.3%増と微増だった。

パブ・居酒屋業態の売上高は5.4%減、客数は4.0%減、客単価は1.5%減。パブ・ビアホール業種での店舗数の縮小が売上減少の要因と考えられるという。

ディナーレストラン業態の売上高は8.4%減、客数は5.7%減、客単価は2.8%減といずれも減少した。

喫茶業態の売上高は5.7%減、客数は5.0%減だが、客単価は0.7%減と微減にとどまった。

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