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日本フードサービス協会/10月の外食産業売上高0.4%増

2009年11月25日 / 月次

日本フードサービス協会が11月25日に発表した10月の外食産業市場動向調査によると、売上状況は全業態で前年同月比0.4%増と微増ながら5ヶ月ぶりに前年実績を上回った。

10月は9月同様、客単価が1.8%減と前年を下回ったものの客数は2.2%増と増加した。昨年に比べ土曜日の日数が1日多く、消費者の節約志向の強まりや新型インフルエンザの影響などで厳しい状況が続いているが、クーポン券の配布等の販促だけでなく、新商品の開発やセットメニューの導入など、各社が売上増加のための取組を続け低価格帯のファーストフード業態が牽引している。店舗数は0.1%減と横ばいで推移した。

業態別の概況では、ファーストフード業態の売上高は5.9%増、客数は5.4%増、客単価は0.5%増とともに前年を上回った。業種別では、麺類チェーンの客数が2桁増加し、売上高は17.1%増と好調に推移。洋風チェーンも客単価は0.5%増と横ばいだが、客数が8.0%増と増加し、売上8.5%増と好調だった。

ファミリーレストラン業態では、売上高は2.8%減と前年を下回ったが、9月の5.4%減からは上向いた。客単価も2.8%減と減少したが、客数は増減なしで推移した。中でも中華チェーンは客数6.6%増、売上高も4.8%増と好調に推移した。

パブ・居酒屋業態は、売上高が7.2%減、客数も6.1%減、客単価は1.2%減といずれも減少した。居酒屋の客数も6.5%減と減少しているが、客単価は0.5%減とほぼ前年並みに推移した。

ディナーレストラン業態は、客単価が0.4%増と微増となったが、客数が8.5%減と前年を下回り、売上も8.1%減と減少した。

喫茶業態は、客単価は0.5%減とほぼ前年並みだったものの、客数が6.0%減と減少し、売上高も6.5%減と前年を下回った。

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