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日本フードサービス協会/5月の全業態売上高は2.1%増

2009年06月25日 / 月次

日本フードサービス協会が6月25日に発表した、5月の外食産業市場動向調査によると5月の売上状況は全業態で前年同月比2.1%増と2か月連続で前年を上回った。

昨年に比べ、休日・土曜日の日数が1日ずつ多かったこと、ゴールデンウィークも5連休と1日長かったこと、東京では雨天日数が少なく好天に恵まれたことなどで、来客数は1.4%増と前年を上回り、堅調に持ち直しているという。なお店舗数は0.2%減と前年並みで推移し、客単価は0.7%増の微増だった。

業態別の概況では、ファーストフード業態が売上高6.3%増と引き続き好調に推移。店舗数は1.9%増、来客数は3.3%増、客単価は2.9%増といずれも前年を上回った。洋風チェーンでは客数はほぼ前年並みだったものの、客単価は5.4%増と増加し、売上高は5.9%増と伸長した。持ち帰り米飯/回転寿司チェーンは来客数8.8%増と増加し、売上高も6.2%増と前年を上回った。麺類チェーンは店舗数の増加で来客数が17.4%増と大幅増となり、売上も14.6%増と好調に推移した。

ファミリーレストラン業態では売上高0.1%減と横ばいで推移した。客単価は0.9%減、来客数は0.8%増となった。焼肉チェーンは来客数が5.1%増と増加したため、売上高も2.9%増と前年を上回った。

パブ・居酒屋業態では、売上高は3.6%減となり、来客数1.6%減、客単価2.0%減と前年実績割れとなった。ゴールデンウイークで祝日が多かったため法人需要が減少したこと、、5月中旬の関西地区での新型インフルエンザの影響も来客数減少の要因と考えられている。

ディナーレストラン業態では売上高4.4%減、来客数は4.5%減と前年実績を下回り、客単価は0.2%と横ばいで推移した。喫茶業態は、売上高は7.3%減、来客数は7.9%減と減少。客単価は0.7%増と前年を上回った。

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