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三陽商会/5月前半は長袖商材、中旬以降から半袖が稼働

2013年06月06日 / 月次

三陽商会が発表した5月度商況速報によると、5月の商況は、店頭での販売額は前年と同等に推移し、全社の店頭販売額は前年並みという結果になった。

気温の影響により、前半にジャケットなどの長袖商材が稼働し、後半からTシャツなどのカットソー素材を中心とした半袖商材が売れはじめ、消費動向としては、遅めのシーズン展開になった。

例年では、ゴールデンウィークから半袖商材が活発な動きを見せ、特にメンズではクールビズ商材でもあるポロシャツなどが売れ始めるが、今年は、東京の平年値における5月の最低気温が13.5℃であるにもかかわらず、5月1日から8日までの期間、最低気温12℃以下の日が6日間もあり、寒い月初になった。

レディスでは軽く羽織れるニットカーディガンやジャケット、メンズではジャージー素材の軽いタイプから、しっかりとしたブレザータイプまで、ブランドの特性を活かしたテーラードタイプのジャケットが好評となり、長袖商材が販売ランキングの上位を占めるかたちになった。

中旬以降は気温が上昇を始め、月末までの内の3日間を除くほとんどの日で、1日の平均気温が平年値を上回って推移した。

例年よりも多くの地域で真夏日が観測され、24日は大分で去年よりも1か月半早く猛暑日を記録した。

トレンドでもあるボーダー柄のTシャツや鹿の子素材のポロシャツなどが稼働を始め、婦人服のポール・スチュアートでは接触冷感のカットソーが3週目以降に前年35%増で推移するなど、機能性のある半袖商材が、販売ランキングの上位にランクインした。

東京では平年より10日も早く5月29日に梅雨入りしたが、婦人服のマッキントッシュフィロソフィーでは、綿・麻素材のレインコートが人気となり売れ始めているという。

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