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三陽商会/3月は駆け込み需要で売上20%増

2014年04月04日 / 月次

三陽商会が発表した3月度商況によると、店頭販売額(前売)は、前年比約20%増となった。

気温上昇と消費増税前の駆け込み需要を受け、最終週は5割増の売上を記録した。

3月前半の衣料マーケット商況は、消費増税前の駆け込み需要が期待されていたことに反し、やや伸び悩んだ結果だった。消費意欲が宝飾品や家電等衣料以外のものへ向いていたことと、平均気温が低かったことが影響した。

月前半では、紳士服においてスーツ、婦人服ではマーザーニーズを中心としたオケージョン対応商材といった高単価商品の販売が好調に推移した反面、洋品を中心としたカジュアル商品がやや低調に推移した。

反面、中旬以降は気温の上昇とともに春物衣料への関心が高まり、売上が大きく伸びた。中旬(17日週)以降は花粉プロテクトコートなどのスプリングコートのほか、春物カジュアル商品や一部早期展開をした初夏もの衣料が好調な推移を示し、特に24日以降、紳士服・婦人服全てのアイテムにおいて前年を上回り、前年対比5割増以上の売り上げを記録した。

紳士服ではコート、スーツ、ブルゾンといったアウター商品の売上が引き続き好調(それぞれ約3割増)で、特に「マッキントッシュフィロソフィー」の主力商品である「トロッターシリーズ」は非常に好調な売れ行きを示し、3月の販売着数は約7割増となった。

婦人服ではコートやスカートが好調な販売状況(それぞれ約2割増)となったほか、「トゥービーシック」ではオケージョン対応商品として、綿100%のニットジャケットとワンピース(それぞれ税別3万6000円)のセットアップが人気となった。

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