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三陽商会/2月は大雪による影響を受けるも、売上前年越え

2014年03月06日 / 月次

三陽商会が発表した2月度商況によると、店頭販売額(前売)は、前年比5%増(セール3%増、プロパー6%増)で推移した。

2月の東京における月平均気温は前年並み(昨年より0.3度低い)ながら、東日本を中心とした2度の記録的大雪の影響を受け、衣料マーケット全体として天候による大きな影響を受けた。

しかし、コートやスーツといった高単価商品の販売が好調に推移し、全体の売り上げを伸ばす結果となった。

紳士服ではコート、スーツを中心としたビジネス関連商品の売り上げが引き続き好調で、特に消費増税を控えパターンオーダースーツの販売が好調に推移し、「ポール・スチュアート」では前年に対し2倍以上の売り上げとなった。

他のアイテムではブルゾンやパンツなども売り上げを伸ばした反面、カットソーやカジュアルシャツがやや低調な動きだった。

婦人服ではコートやブルゾンが好調だったほか、マザーニーズ商材が本格的に稼動し、「トゥービーシック」では「ミックスモールツイード」「サークルツイード」といった、柔らかな風合いの素材が人気で、色目としては春を感じさせる淡いブルーや薄いグレーが中心となり売り上げをけん引した。

婦人服における他のアイテムではパンツなども売り上げを伸ばしたが、ブラウスやニットなどの洋品では、目立った売れ筋が出ていない状況となった。

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