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J.フロントリテイリング/3月の売上高、大丸11.5%減、松坂屋13.6%減

2009年04月02日 / 月次

J.フロントリテイリング(2008年2月期売上高1兆164億200万円)が4月2日に発表した3月度の売上速報によると、業態別売上高は大丸の百貨店事業全体で前年同月比11.5%減、松坂屋は13.6%減だった。大丸の直営店12店舗は12.4%減となった。

営業の概況は、大丸は婦人・紳士服とも売場特価など価格対応商品は堅調だったものの、春物衣料や高額商品の動きが低迷。直営店では、心斎橋店が食料品は好調だったが、衣料品、宝飾・美術品が不振。梅田店は食品が大幅増となったが婦人服などが不調だった。東京店も衣料品で苦戦し、京都店はラグジュアリーブランドや高額品が不振だった。札幌店は食料品が堅調だったが、やはり婦人服が低迷した。関係百貨店の博多大丸では、紳士服は好調だったが、前年の改装工事の影響もあり全体的に不調。下関大丸は衣料品などが苦戦した。

松坂屋では北海道物産展など一部催事が好調だったが、春物衣料やラグジュアリーブランドが不調だった。名古屋店も婦人服やラグジュアリーブランドが不振。上野店は催事効果で食品が好調。また美術・宝飾品の大口受注が見られた。静岡店では、婦人・紳士服やラグジュアリーブランドが低調で、銀座店は改装効果で衣料品が不振だったものの食品、リビングなどが好調だった。高槻店は衣料品が苦戦した。 

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