豊田通商は11月25日、香港の中国事業投資会社であるA-1 China Investment Company Limitedと華南外食産業にかかわりの深い香港の個人会社であるBaker Limited.と共同で、ベーカリー会社 豊王楽食品(深セン)有限公司を設立したと発表した。
中国華南地区でベーカリーの小売事業に本格的に参入し、広東省における日系企業初の高級ベーカリーチェーン「Bakerz180」を展開する。
深セン市における「Bakerz180」ブランドの確立を足がかりに、5年後に50店舗を目指した、華南地区全域への展開を目指す。
同社は、「食の都」香港に隣接し食への関心が深く、日本食品への評価が高い華南地区に注目し、同地域への本格参入を視野にアンテナショップを出店していた。
11月26日に、深セン市でアンテナショップも含めると第3号店となる「Bakerz180」中信広場店を出店し、正式に「Bakerz180」ブランドをチェーン展開する。
今後、香港の流行にも敏感な深セン市の消費者に向けて、日本の製法や味へのこだわりを基本方針として、高品質・安全・安心・おいしいパンを、洗練されたデザインの店舗にて提供する計画だ。
同社によると「現在、中国でのベーカリー業界は2桁の伸びを見せており、特に沿岸部での伸びは著しく、アジア系の高級ベーカリーショップが各地で競っている」という。
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