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エアリー/肌着とルームウェアブランド、試着販売を強化

2012年12月20日 / 商品店舗

イーグルリテイリングが展開する肌着とルームウェアブランド「aerie(エアリー)」は、試着販売を強化している。

<AMERICAN EAGLE OUTFITTERS池袋店内のエアリー>

エアリーは、米国カジュアルブランドAMERICAN EAGLE OUTFITTERSの姉妹ブランドで、店舗もアメリカンイーグルに併設する。国内最大の旗艦店となる池袋店では、試着室を従来の1.5倍に拡大し、より試着しやすい環境を整えた。内装のテーマは女の子の部屋で、白を基調に落ち着いたデザインを採用した。

<エアリーの試着室>

同社によると、「海外ブランドのため、表示だけでフィット感を判断するのは難しい。サイズの不具合によるトラブルを未然に防ぐためにも、積極的に試着をすすめている」という。

アメリカンイーグルは、全ての商品を試着できることをコンセプトとする。そのため、肌着であるショーツの試着も実施。ショーツの試着ができる店舗は、国内では珍しいという。

<ブラドレッサー>

試着室にはブラドレッサーというクローゼットを準備した。エアリーの商品は基本系として8つのバリエーションがあり、ブラドレッサー内にそれぞれの形の試着用のブラを備えた。ブラには、形ごとにJULIET、BRIDGET、SCARLET、EMMAなどと女の子の名称がつけれらており、形ごとの売場展開で色・柄を選べる仕組みとした。

また、試着室に隣接する形で在庫を保管するストックスペースを設置し、売場に戻らなくても、サイズや色柄の異なる商品を提供できる体制を整えた。

<エアリーのサイズ表>

エアリーではブラは32A~36D(日本サイズのA70~D80)の10サイズ、ショーツはXXS~XL(日本サイズの81~85、104~108)の6サイズを展開。海外ブランドであっても、日本人の体形にあった商品を十分に提供できるという。

<ブラの商品展開>

エアリーでは、胸を豊かに演出するパットを入れた商品を展開。パットなしから2カップアップまで6種類の商品ラインを販売する。

<まとめ売りを訴求するショーツ売場>

ショーツでは、素材やレースなどの装飾別の売場を構成。3枚1900円、5枚2900円など、まとめ買いのプロモーションを多用する。

「日本では、ブラとショーツで同じ色柄の商品が主流だが、米国ではブラとショーツで異なる色柄を組み合わせるのが一般的。ブラとショーツの色柄を組み合わせ楽しさを提案したい」という。

<レジではラッピングサービスにも対応する>

イーグルリテイリングの小嶋英幸Directorは「エアリーは、20代後半のOLの利用が目立つ。アメリカンイーグルの主要なターゲットである層よりも大人の方が多く、百貨店を利用するような層を取り込めていると思う」と客層を分析する。

<インナー売場の全景>

同社によると、「ブラとショーツは、直接身に着けるだけに肌さわりにこだわり、素材も綿100%のほか、やわらかい手触りのレーヨンとの混毛などを用意した。日本には、華やかな色柄や積極的な試着販売を通じて、エアリーの認知度を高めて行く方針だ」という。

<主力のブラとショーツ売場>

<ルームウェア売場>

<ルームウェアのディスプレイ>

<サイズ別のショーツ売場>

<レースのショーツ売場>

<壁面のディスプレイ>

<レジ>

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