チャールズ&キースジャパンは4月6日、原宿に旗艦店として「CHARLES&KEITH(チャールズ&キース)原宿店」をオープンする。
<チャールズ&キース原宿店>

「チャールズ&キースは、1996年にチャールズ・ウォン、キース・ウォン両氏がシンガポールで創業。ファッション性の高いシューズ、バッグ、アクセサリーをラグジュアリーな環境で、リーズナブルプライスで提供するファストファッションブランド」(同社)。
<店内の全景>

ファッションに敏感な25歳~35歳の女性をターゲットに急成長したブランドで、アジア、欧州、中東、アフリカを中心に約30か国、300店舗以上を展開。
日本では2012年12月に、オンワードホールディングスとチャールズ&キースジャパン(資本金2億円、出資比率オンワードHD51%、チャールズ&キースグループ49%)を設立した。
<店内奥の様子>

原宿店は日本市場に本格参入するための旗艦店で、売場面積約50坪、ストックルーム約20坪、合計の店舗面積約70坪の路面店。原宿店は約250アイテムを展開、商品構成比はシューズ62%、バッグ35%、サングラス1%、ベルト1%、ブレスレット1%。
シューズは22cm~25.5cmまで、0.5cmきざみで8サイズをそろえる。チャールズ&キースの標準店は、売場面積約35坪、ストックルーム約15坪で、店舗面積約40~50坪が目安という。
<店頭のディスプレイ>

商品は色柄の異なる1型を陳列するのが基本で、お客が気に入った商品があれば、店員がお客のサイズにあった商品をストックルームから取り出す販売方式を採用。豊富な商品在庫を持つ店舗のため、店舗面積の約30%をストックルームにするのが標準的だ。
ショッピングセンターなど商業施設へ出店するのが基本だが、日本では情報発信を強化するため、H&M、FOREVER21、TOPSHOPなどファストファッションが集まる原宿に路面店で旗艦店を出店した。
<H&M、FOREVER21が並ぶ明治通りに出店>

3月20日に横浜市のショッピングセンター「ららぽーと横浜」に1号店として標準店を出店。4月19日には、大阪・梅田のファッションビル「梅田OPA」に出店する。
2013年度は、東京、大阪、名古屋で4~5店の出店を計画し、3年後に40店の体制を目指す。
<バッグ、財布、シューズを組み合わせた提案>

今後も、H&M、ZARA、FOREVER21、TOPSHOPなどグローバルに展開するファストファッションブランドが出店するような、幅広い客層が見込める商業施設へ出店する方針だ。
ファストファッションブランドもシューズやバックを展開するが、品ぞろえはアパレルが中心。チャールズ&キースは、シューズとバッグ、アクササリーに特化しており、他のファストファッションブランドとの相乗効果を見込めるという。
<壁面のバッグとシューズのディスプレイ>

雑貨ファストファッション、コンテンポラリーファッションがブランドコンセプトで、商品の中心価格は、シューズ5500円、バッグ7000円、サングラス4000円、ベルト3000円、ブレスレット3000円とした。
<ブレスレットと財布>

<サングラス>

<ベルト>

主力のシューズでは、トレンドをおさえたデイリー、カジュアル、パーティーといった各シーンに合うラインの「チャールズ&キース」とリアルレザーを使用し、ラグジュアリーな要素を加えた「チャールズ&キースシグネチャーレーベル」の2つのレーベルを展開。シグネチャーレーベルは1万5000円~3万円の価格設定とした。
<Signature Label>

<パーティーをイメージしたディスプレイ>

トレンドを先取りした商品が中心だが、ヒールのないベーシックなフラットシューズも展開し、オフィスでの着用も含め、女性のあらゆる生活シーンに対応するという。
<同じ素材でヒールの異なるシューズを展開>

<落ち着いた色調の商品>

毎週新しい商品を投入するのが目標で、デザインで15~20型は新しい商品を提案する予定だ。商品ディスプレイは、アフリカのサバンナのイメージや、避暑地のコテージのイメージ、ボヘミアン風ファッションを意識したボーホーロマンスなど、テーマ別で実施する。
<ボーホーロマンスのディスプレイ>

<コテージのディスプレイ>

<サバンナのディスプレイ>

そのほか、スポーツミックス的なイメージを組み合わせたカラフルなaccessoriesといった展開をする。
<accessoriesのディスプレイ>

チャールズ&キースジャパンの加賀谷潤社長は「チャールズ&キースは、世界で成功をおさめた確立した業態。日本で特別なことをするのではなく、忠実にチャールズ&キースの世界観を再現することに注力したい」と語った。
現在、オンワードHDでは、百貨店以外の販売チャネルの開拓と服飾雑貨の強化を打ち出しており、チャールズ&キースを展開することで、ショッピングンセンターへの出店や服飾雑貨の開発などのノウハウを学んでいきたいという。
店舗概要
所在地:東京都渋谷区神宮前4-31-3
ワイ・エム・スクウェア原宿1階
売場面積:231.4㎡
営業時間:10時~21時(金、土は22時閉店)
定休日:不定休
<店舗入口のディスプレイ>

<壁面のディスプレイ>

<カラフルな色調のバッグも展開>

<ショーケースのディスプレイ>

<レジ>

<表参道ヒルズで開いた商品展示会>

<商品展示会の会場のディスプレイ>

関連カテゴリー
最新ニュース
一覧- 新生ツルハHD/ウエルシアHDと統合、海外と介護事業強化「ライフストア」目指す
- セブンイレブン/商品を自動運転トラックで輸送、MRG・T2と共同で長距離輸送の実証
- イオンリテール/茨城県つくば市学園の森に「そよら」26年秋オープン
- マルエツ/東京都小平市に「一橋学園店」12/5オープン、年商11億円目指す
- ホームセンターバロー/愛知県豊橋市に「豊橋神野店」12/10オープン
- 静岡パルコ/27年1月末で閉店
- 東急×ソフトバンク/広域渋谷圏の来街者向けにPR動画を配信する実証開始、AI活用
- 俺のシリーズ/恵比寿に「俺のステーキ」オープン、26年2月に吉祥寺・秋葉原へ出店
- バーガーキング/12月は東京・大阪・愛知などで25店舗オープン、全国で計337店舗に
- 三菱食品/食に特化した事業承継支援「まん福HD」に出資
- オール日本スーパーマーケット協会/フレッシュプラザユニオン運営の野嵩商会が加盟
- オンワード/新業態「カシヤマ」イオンモール岡崎に12/19オープン
- 串カツ田中/イタリアンファミレス「ピソラ」を子会社化
- ゲオHD/シンガポールに「セカスト」2号店12/9オープン、買取サービスも開始
- ニトリ/東京・岡山にニトリ2店舗、埼玉・愛知にデコホーム2店舗12/5オープン
- 柏モディ/「山下本気うどん」12/5オープン、千葉県初出店
- ホットランド/姫路市初出店「銀だこハイボール酒場 姫路駅東口店」オープン
- 中部薬品/福井県に「V・drug 福井南四ツ居薬局」オープン
- ドンキ/PBと引き換えられる「ふるさとクーポン」開始
- オークワ/11月の売上199億円、既存店0.3%増
- トライアル西友/新フォーマット1号店「花小金井店」オープン、九州の食品が充実
- マルエツ/本間社長「価格から逃げず、来年は既存店10店舗リニューアル」
- ドンキ/ニットーモールに新業態12/16オープン、美容・コスパの驚安商品特化
- ダイエー大島店跡地/江東区に「イオンフードスタイル西大島店」12/5オープン
- 食品主要195社/25年合計2万609品目値上げ、26年1~4月は1044品目
- 西武池袋本店/1階「フレグランスゾーン」12/5オープン
- スーパーマーケット/10月既存店売上、ライフ2.6%増など9社前年越え
- ラーメン・カレー・定食/10月既存店丸亀製麺0.7%減、王将フード3.0%増
- 中部フーズ/大丸京都店に新業態の生ドーナツ専門店12/5オープン
- 中部フーズ/カレーパン専門店「ガラムとマサラ」大丸京都店に12/5オープン
- 【PR】マーケティング研究協会/12月は「ショッピングセンター・商業施設ビジネスの基本」など8講座開催
- ロイヤルHD×双日/ベトナム・ホーチミンで「いねや」新業態3店舗をオープン
- クロスゲート金沢/薬膳スープ春雨専門店「七宝麻辣湯」12/5オープン
- 経済産業省/10月の商業動態統計、商業販売額は2.4%増の54兆8400億円
- スーパーマーケット/10月の販売額は1兆3702億円、5.5%増に(経産省調べ)
- 家電大型専門店/10月の販売額は3679億円、11.0%増に(経産省調べ)
- ホームセンター/10月の販売額は0.2%増2715億円、店舗数は1.0%増(経産省調べ)
- 百貨店/10月の販売額は5108億円、4.0%増(経産省調べ)
- ドラッグストア/10月の販売額は6.0%増7859億円、店舗数は3.6%増(経産省調べ)
- トイレ用消臭剤 売上ランキング/8~10月1位はエステー「消臭力トイレ用無香料」