三菱地所/「MARK IS みなとみらい」を公開、目標年商250億
2013年06月18日 / 店舗
三菱地所は6月18日、横浜市みなとみらい地区の商業施設「MARK IS みなとみらい」を報道関係者に公開した。
21日にグランドオープンする予定で、運営は三菱地所リテールマネジメントが担当。店舗面積は約4万3000㎡で、全189店で構成、目標年商は250億円。
施設は、みなとみらい線「みなとみらい駅」と地下4階で直結する。
みなとみらい駅の2010年度の1日の乗降客数は5万7089人、周辺居住者は約8000人、就業者数は約9万人、みなとみらい地区の年間来場者数は約6700万人で、これらすべての人が何らかの形で利用できる施設を目指した。
7月16日に、1993年の開業から20周年を迎える「横浜ランドマークタワー」の姉妹施設でもあり、店舗構成はランドマークタワー内の商業施設「ランドマークプラザ」との重複を考慮した。
みなとみらい地区はオフィス街でもあるが、日常的に利用できる食料品の店舗がなく、日常向けのアパレルブランドも少ないことから、普段使いのできる店舗も誘致した。
商圏設定は、横浜ランドマークタワーの過去20年の実績を踏まえた。平日は5~10km商圏で、横浜駅周辺のほか、横浜市の西区、中区、磯子区、神奈川区を想定。
土日は20km商圏で、港北区、旭区、戸塚区、青葉区のほか、藤沢、鎌倉、逗子、湘南や川崎市高津区を想定する。商圏人口は5kmで72万人、10kmで220万人、20kmで600万人。
施設コンセプトは「ライフエンターテイメントモール」で、子育て中のヤングアダルトファミリーからその親世代を含む「3世代ファミリー」、自分らしいスタイルを持つ「横浜・山の手ミセス」、週末、観光シーズンに来街する「カップル」をターゲットとした。
<新業態のWEST END RULE by Maker’s Shirt鎌倉>
全189店のうち、新業態が13店、県内初出店が42店、商業施設内初出店が7店あり、約7割の店舗をみなとみらい地区にはない店舗とすることで、既存施設との補完関係を狙った。
横浜ランドマークタワーの店舗はラグジュアリーブランド色が強いため、より手頃な商品を提供する店舗も集積した。地元企業の店舗も26店が出店し、地域に根差した商業施設を目指した。
普段使いを意識したほか、みなとみらい地区の新たな名所としての要素も重視し、8月19日には5階に、セガとBBC EARTHが共同で製作した世界初の大自然超体感ミュージアム「Orbi(オービ)」もオープンする。
みなとみらい地区の商業施設には休憩所が少ないという声を踏まえ、館内には30か所以上の休憩所を設置。休憩所は小さな公園のようなイメージで、よりくつろげる空間を目指した。5階には緑化スペースを活用した「みんなの庭」を設置。
屋上菜園と果樹園で、湘南地区にゆかりのある果物の「湘南ゴールド」などを植樹した。収穫体験イベントなども実施する予定で、物販以外のイベントでも集客力を高める予定だ。
施設の全長は約250mと長く、ほぼ長方形という利点を生かし、大型店をしっかりと誘致した。ユニクロは、神奈川県では初の大型店を約800坪で展開。スポーツオーソリティーも地下2階に大型店を出店した。
<3世代対応型店舗のB:MING LIFE STORE by BEAMS>
3世代が楽しめる要素を取り込むため、3階にはおもちゃとベビー用品の複合店舗「トイザらス・ベビーザらス」を売場面積1866㎡で誘致。同フロアには、玩具販売と室内遊び場を併設した「ボーネルンドあそびのせかい」や「キッズルームおやこの森」を設け、ファミリー層がゆっくりと過ごせる工夫をした。ファッションでも3世代を意識した品ぞろえの「B:MING LIFE STORE by BEAMS」を1階に導入するなど、幅広い世代の来店を目指した。
施設のデザインは、見る人に圧迫を感じさせないように、大きな壁面のボリュームを分節した凹凸感のあるデザインとした。1階~4階に続く吹き抜け空間も設置し、より開放感のある演出をした。
みなとみらい地区として集客を高めるため、6月28日からは、マークイズみなとみらい、ランドマークプラザ、クイーンズスクエア横浜「アット!」、クイーンズイースト、コレットマーレの周辺5施設と共同、合同セールを実施する。横浜ランドマークタワーと共同で使えるポイントカード「みなとみらポイントカード」も導入し、地域一体となって集客力を高める予定だ。
MARK IS みなとみらいの当摩進館長は「みなとみらいのプロジェクト前に担当したお台場では、ダイバーシティ東京プラザのオープンにより地域が活性化する効果があった。みなとみらい地区でもマークイズが開業することで、周辺施設とともに地域の魅力を高めることができると思う」と語った。
施設概要
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1(34街区)
敷地面積:1万8046.56㎡
延床面積:11万6189.73㎡
店舗面積:約4万3000㎡
階数:地下4階、地上6階、塔屋1階
店舗数:189店
駐車台数:900台(ランドマークタワーとも共用)
営業時間:物販・フードコート平日10時~20時、金・日・祝・祝前日は21時閉店
飲食店11時~23時
■MARK IS みなとみらい
http://www.mec-markis.jp/mm/
関連カテゴリー
最新ニュース
一覧- 京急ストア/「もとまちユニオン本店」リニューアルオープン、新PB導入などMD改革
- 2025年上期スーパーM&A/大手はドミナント拡充、ドラッグの食品強化進む
- メルカリ/米穀全般の出品を禁止、6/23から
- LINEヤフー/Yahoo!フリマ・Yahoo!オークションなどで米の転売禁止、6/23から
- コプロ/13期連続増収の売上高628億円、営業利益は過去最高
- コプロ/冷凍センター新設へ、配送デポを東北・九州に設置
- ペリエ千葉/千葉駅改札内に「クイーンズ伊勢丹 千葉店」6/26オープン
- カインズ/近畿・中国地方12店舗で備蓄米発売、5kg税込2150円で
- ミスターマックス/「MrMax」25店舗で備蓄米6/14発売、5kg税込1944円
- 万代/備蓄米を44店舗で6/14発売、5kg税抜1980円
- 【PR】野村不動産/「Landport東海大府I」プロジェクト説明会6/27開催
- 【PR】三陸・常磐の水産物「食べて応援」/事業者を6/30まで募集
- 【PR】JILS/第157期「物流技術管理士資格認定講座」の申込受付中
- 【PR】クレオ/「ロングサマーによる秋冬の食卓変化分析レポート」を6/12販売開始
- 薬王堂/茨城県初出店「日立大沼店」オープン
- ファミレス/5月既存店すかいらーく7.7%増、サイゼリヤ17.6%増
- イオン九州/備蓄米を福岡市「イオン香椎浜店」で6/14発売、5kg税込2138円
- イオン東北/備蓄米を青森・岩手・宮城・山形で発売、5kg税込2138円
- ミスターマックス/「MrMax」14店舗で備蓄米6/13発売
- 光洋/備蓄米を大阪・奈良の「KOHYO」で6/14発売、5kg税抜1980円
- コノミヤ/備蓄米を大阪・兵庫・奈良で6/14発売
- ベイシア/群馬県2店舗で備蓄米を発売、5kg税込2149円
- まいばすけっと/東京都荒川区に「東尾久1丁目店」6/20オープン
- LOWYA/東京都「イオンモールむさし村山」に新店舗6/27オープン
- ディスクユニオン/神奈川県「川崎DICE」に新店舗6/20オープン
- マークイズ福岡ももち/「博多めんたいやまや食堂」6/23オープン
- 王将フードサービス/「IT有識者会議」を新設
- DCM/5月の既存店売上高2.6%減
- コーナン商事/5月の既存店売上高0.3%減
- コメリ/5月の既存店売上高0.5%増
- 外用鎮痛・消炎薬 ランキング/3~5月の1位は久光製薬「サロンパス」
- ブルーフロント芝浦/「TOWER S」9/1全体開業、1~3階に飲食店など29店舗オープン
- カインズ/備蓄米を19店舗で限定販売、5kg税込2150円
- マックスバリュ東海/備蓄米を愛知・三重・滋賀・静岡で販売、5kg税込み2138円
- ヨークベニマル/「横塚店」6/12備蓄米を先行販売、5kg税込み2160円
- フジ/備蓄米を6/15から広島県の57店舗で販売、5kg税別1980円
- 原信・ナルス/備蓄米を新潟・長野29店舗で6/14販売開始
- イクスピアリ/7月以降17店舗オープン「サブウェイ」「ダイソー3業態複合店」など
- 資さんうどん/神奈川県初出店「相模大野店」8/8オープン
- ローソン/1号店「桜塚店」をオープン当時の姿にラッピング