流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





三菱地所/MARK IS みなとみらい

2013年07月24日 / 店舗店舗リポート

三菱地所は6月21日、横浜市みなとみらい地区の商業施設「MARKISみなとみらい」をオープンした。

<MARK IS みなとみらい>

運営は三菱地所リテールマネジメントが担当。店舗面積は約4万3000㎡で、全189店で構成、目標年商は250億円。

<みなとみらい線と直結した地下4階入口>

施設は、みなとみらい線「みなとみらい駅」と地下4階で直結する。

みなとみらい駅の2010年度の1日の乗降客数は5万7089人、周辺居住者は約8000人、就業者数は約9万人、みなとみらい地区の年間来場者数は約6700万人で、これらすべての人が何らかの形で利用できる施設を目指した。

<地下1階食料品フロア>

7月16日に、1993年の開業から20周年を迎える「横浜ランドマークタワー」の姉妹施設でもあり、店舗構成はランドマークタワー内の商業施設「ランドマークプラザ」との重複を考慮した。

みなとみらい地区はオフィス街でもあるが、日常的に利用できる食料品の店舗がなく、日常向けのアパレルブランドも少ないことから、普段使いのできる店舗も誘致した。

<みんなのフードコート>

商圏設定は、横浜ランドマークタワーの過去20年の実績を踏まえた。平日は5~10km商圏で、横浜駅周辺のほか、横浜市の西区、中区、磯子区、神奈川区を想定。

土日は20km商圏で、港北区、旭区、戸塚区、青葉区のほか、藤沢、鎌倉、逗子、湘南や川崎市高津区を想定する。商圏人口は5kmで72万人、10kmで220万人、20kmで600万人。

<3世代ファミリーを意識し、子どもの遊び場も導入>

施設コンセプトは「ライフエンターテイメントモール」で、子育て中のヤングアダルトファミリーからその親世代を含む「3世代ファミリー」、自分らしいスタイルを持つ「横浜・山の手ミセス」、週末、観光シーズンに来街する「カップル」をターゲットとした。

<ジャーナルスタンダードは初のカフェ併設店を出店>

<新業態のWEST END RULE by Maker’s Shirt鎌倉>

全189店のうち、新業態が13店、県内初出店が42店、商業施設内初出店が7店あり、約7割の店舗をみなとみらい地区にはない店舗とすることで、既存施設との補完関係を狙った。

横浜ランドマークタワーの店舗はラグジュアリーブランド色が強いため、より手頃な商品を提供する店舗も集積した。地元企業の店舗も26店が出店し、地域に根差した商業施設を目指した。

<Orbi(オービ)の予告看板>

普段使いを意識したほか、みなとみらい地区の新たな名所としての要素も重視し、8月19日には5階に、セガとBBC EARTHが共同で製作した世界初の大自然超体感ミュージアム「Orbi(オービ)」もオープンする。

<ポケットパーク型の休憩所>

<みんなの庭>

みなとみらい地区の商業施設には休憩所が少ないという声を踏まえ、館内には30か所以上の休憩所を設置。休憩所は小さな公園のようなイメージで、よりくつろげる空間を目指した。5階には緑化スペースを活用した「みんなの庭」を設置。

屋上菜園と果樹園で、湘南地区にゆかりのある果物の「湘南ゴールド」などを植樹した。収穫体験イベントなども実施する予定で、物販以外のイベントでも集客力を高める予定だ。

<神奈川県内最大規模800坪のユニクロ>

<核店舗のひとつのスポーツオーソリティ>

施設の全長は約250mと長く、ほぼ長方形という利点を生かし、大型店をしっかりと誘致した。ユニクロは、神奈川県では初の大型店を約800坪で展開。スポーツオーソリティーも地下2階に大型店を出店した。

<トイザらス・ベビーザらスみなとみらい店>

<キッズルームおやこの森>

<3世代対応型店舗のB:MING LIFE STORE by BEAMS>

3世代が楽しめる要素を取り込むため、3階にはおもちゃとベビー用品の複合店舗「トイザらス・ベビーザらス」を売場面積1866㎡で誘致。同フロアには、玩具販売と室内遊び場を併設した「ボーネルンドあそびのせかい」や「キッズルームおやこの森」を設け、ファミリー層がゆっくりと過ごせる工夫をした。ファッションでも3世代を意識した品ぞろえの「B:MING LIFE STORE by BEAMS」を1階に導入するなど、幅広い世代の来店を目指した。

<エントランスホール>

<地下4階から店内に続くエスカレーター>

施設のデザインは、見る人に圧迫を感じさせないように、大きな壁面のボリュームを分節した凹凸感のあるデザインとした。1階~4階に続く吹き抜け空間も設置し、より開放感のある演出をした。

みなとみらい地区として集客を高めるため、6月28日からは、マークイズみなとみらい、ランドマークプラザ、クイーンズスクエア横浜「アット!」、クイーンズイースト、コレットマーレの周辺5施設と共同、合同セールを実施する。横浜ランドマークタワーと共同で使えるポイントカード「みなとみらポイントカード」も導入し、地域一体となって集客力を高める予定だ。

<MARK IS みなとみらいの当摩進館長>

MARK IS みなとみらいの当摩進館長は「みなとみらいのプロジェクト前に担当したお台場では、ダイバーシティ東京プラザのオープンにより地域が活性化する効果があった。みなとみらい地区でもマークイズが開業することで、周辺施設とともに地域の魅力を高めることができると思う」と語った。

施設概要
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1(34街区)
敷地面積:1万8046.56㎡
延床面積:11万6189.73㎡
店舗面積:約4万3000㎡
階数:地下4階、地上6階、塔屋1階
店舗数:189店
駐車台数:900台(ランドマークタワーとも共用)
営業時間:物販・フードコート平日10時~20時、金・日・祝・祝前日は21時閉店
飲食店11時~23時

■MARKISみなとみらい
http://www.mec-markis.jp/mm/

<東京ガス横浜ショールーム>

<ナチュラルローソン・HMVSPOT>

<THE BODY SHOP>

<LUSH>

<ダイソー>

<PRONTO IL BAR>

<アンティ・アンズ>

<クリーニング店と洋服リフォーム店>

<ハックドラッグ>

<タリーズコーヒー>

<赤ちゃん休憩室>

<マザウエイズ>

<ノジマ>

<チチカカ>

<Orange county>

<フェフェ>

<coen>

<Momo Natural>

<SEVENDAYS=SUNDAY>

<STUDIO CLIP>

<マーレマーレデイリーマーケット>

<PARTS CLUB>

<mano creare>

<タオル美術館>

<Zoff>

<George’s>

<URBAN RESEARCH DOORS>

<LEPSIM LOWRYS FARM>

<earth music&ecology>

<ABC-MART>

<axes>

<AMPHI>

<Saturday in the park>

<Afternoon Tea>

<ORIHICA>

<靴下屋>

<Timberland>

<BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS>

<KATE SPADE SATURDAY>

<BEAMS&WINDS>

<金子眼鏡店>

<ブルックスブラザーズフラットアイアンショップ>

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧