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小田急新宿/トラベル売場リニューアルで売上目標20%増

2013年09月27日 / トピックス商品店舗

小田急百貨店新宿店は、ハルクスポーツ館地下1階のトラベル売場をリニューアルした。

8月28日にリニューアルを実施したもので、改装1か月の実績は好調な滑り出しだという。

<トラベル売場>

今回のリニューアルでは、スーツケースの3大ブランド、「エース」(日本)、「サムソナイト」(米国)、「リモワ」(ドイツ)をショップインショップ形式で展開し、新宿地区の競合百貨店との差別化を図った。

スーツケースの3大ブランドで約300アイテムを展開、平場のバッグと雑貨で約700アイテムを展開し、常時1000アイテム程度の商品を販売する。

<エースのブランドProtecAコーナー>

リニューアル後のトラベル売場(約100坪)の年間売上目標は前年比20%増。改装前の3~8月の実績でもトラベル関連の売上高は約5%増と好調で、改装によりさらなる売上アップを狙う。

<リモワコーナー>

百貨店で展開するショップとしては、日本一の売上実績を誇るという「サムソナイト」は売場面積を6坪から約13坪に倍増させ、目標年商は1億円を計画する。

<リモワの限定商品>

新宿地区の競合百貨店での取扱が少ない「リモワ」は、柱回りでのコーナー展開から、ショップインショップ形式へ売場展開を変更。

フルラインの品ぞろえやショップ形式店舗限定商品などの取り扱いで、他店との違いを打ち出した。「リモワ」の8月28日から直近までの約1か月の売上実績は、予算比で20%増、昨年比で40%増となったという。

<旅パンツANNUAREコーナー>

今回のトラベル売場の改装テーマは「女性目線のトラベル売場」。改装を担当したスポーツファッション部の加藤了バイヤーは「これまでのトラベル売場は、有名スーツケースメーカーが男性系の商品に強く、男性色が強かった。ハルク館では購入客が7割を占めることもあり、女性が利用しやすい店舗を目指した」と語る。

<トラベル雑貨コーナー>

女性の旅を想定し、旅パンツANNUAREコーナーを設置。来店客の客層にあわせ、30~40まで6サイズをそろえた。トラベル雑貨の品ぞろえも強化し、女性向けにディズニーキャラクターを使用した商品のほか、おしゃれなデザインを用いた「ライゼンタール」のバッグインバッグなどを展開する。

<ディズニーキャラクターのトラベル雑貨>

<ライゼンタールのバッグインバッグ>

新宿西口に勤めるOLの需要にも対応し、「カステルバジャック」のバッグや「キプリング」のバッグも販売する。

<カステルバジャックのバッグ>

<キプリングコーナー>

地下道側の入口付近には、吉田カバンコーナーを展開。吉田カバンでは定番商品のほか、小物の取扱を充実させた。妻による代理購入や、夫やパートナーへのプレゼントなど女性が購入しやすい商品構成を意識した。

<吉田カバンコーナー>

3大ブランドをショップインショップ形式で打ち出したことに加え、平場も女性客の旅のニーズを意識した品ぞろえとすることで、新宿地区の競合百貨店の違いを明確に打ち出し、日本一のトラベル用品売場を目指すという。

<エスカレーター側入口から見たトラベル売場>

<エースの主力4ブランドを展開>

<旅パンツANNUAREのサイズ表示>

<小型洗剤など旅の便利グッズ>

<メッシュを採用し中身の見えるバッグインバッグ>

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