流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





クロスカンパニー/RFIDを新ブランド「KOE」に本格導入

2014年09月26日 / IT・システムトピックス商品店舗

クロスカンパニーは9月26日、新ブランド「KOE」に、RFIDを活用した新商品管理システムを富士通と共同構築し、本格導入した。

<「KOE」の岡山店>
「KOE」の岡山店

9月26日のオープンした「KOE」岡山店で初採用し、2014年中にオープン予定の3店舗に導入する。

洋服、雑貨などすべての商品にRFIDタグを活用することで、セキュリティ対策の強化、棚卸・検品などのバックヤード業務に割かれている販売員の負担軽減とともに、販売員は接客業務に集中できるため、顧客満足向上、販売機会損失の削減が期待されている。

<導入したRFID>
導入したRFID

今後、KOEブランド全店、他ブランドへも順次展開する計画。

具体的なセキュリティ対策では、店舗の出入り口に設置するRFIDセキュリティゲートとRFIDを読み取るRFIDカウンターセンサーを提供する。

洋服や雑貨に取り付けているRFIDタグをカウンターセンサーで読み取ることで、購入済みとして登録され、そのままセキュリティゲートを通過することができる。

売上登録情報がない商品がゲートを通過した場合は、自動的に検出し、アラームを発報する。

従来のセキュリティ対策とは異なり、商品ごとに販売員が自ら専用タグを装着したり、会計時に解除器で専用タグを回収する必要がないため、セキュリティ強化と業務効率化を同時に実現することができる。

棚卸し業務では、専用のリーダーをかざすだけで、陳列棚のブロックやハンガーラックごとに一括読み取りを行うことができる。

従来のように1点1点のバーコードを読み込む必要がなくなるため、大幅に作業を効率化でき、スタッフの作業時間を短縮できる。

クロスカンパニーのブランド「earth music&ecology」の店舗で行った実証実験では、従来のバーコードを読み取る棚卸しに比べて、作業工数を約20分の1に削減した。

さらに、CRM、商品プロモーションなどの販売支援分野での活用も検討していく考えだ。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧