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ダイバーシティ東京/フードコートに多言語翻訳システムを導入

2015年07月16日 / IT・システムトピックス店舗

三井不動産は7月17日、東京・お台場の商業施設「ダイバーシティ東京プラザ」のフードコート「東京グルメスタジアム」に、インバウンド対応として、各店のメニューを4か国語翻訳(英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語、タイ語)し、プリントアウトできるシステムと、配膳サポートなどを行うサービススタッフを導入する。

<多言語翻訳システム 使用手順の案内イメージ>
多言語翻訳システム 使用手順の案内イメージ

4か国語翻訳システムは、1台の端末で、フードコート全店のメニューが確認でき、各店のおすすめメニューも表示する。

店舗ごとに多言語メニューを用意していたため、海外からのお客は、お店選び・メニュー選びに時間がかかり、店舗側はさまざまな言語での質問対応などスタッフの負担が大きい状況があった。

<多言語翻訳システム端末>
多言語翻訳システム端末

システムを導入することで、お客は自国語でスムーズにメニューが選べ、店舗側はプリントアウトされたメニューでオーダーを受け付けられるため、両者とも効率的で、よりわかりやすくなる。

フードコートをもっと快適に利用できるよう、誘導や下げ膳などをサポートし、国内外からのお客に、言語も含め、対応できるサービススタッフを新たに配置する。

ダイバーシティ東京プラザでは、インバウンド対応として、これまで外貨両替所の設置、銀聯カード決済システム全店導入、免税対応店の拡大、英語・中国語対応のインフォメーションスタッフ、FREE-WiFiの導入などを行っている。

施設を訪れる海外からの団体ツアーは着実に増えており、団体観光バスの台数は2014年度が前年度の2倍、今年度も前年の2倍以上の大きな伸びで推移している。

16日にオープンした「三井アウトレットパーク北陸小矢部」では、外貨両替機や、プレイヤールーム(祈祷室)の設置など、インバウンド対応を充実させており、全国の自社商業施設でもさまざまな対応を行っている。

今後さらに増加する訪日観光客への対応として、商業施設に限らず、ホテルやリゾートなど、グループ一体となり、インバウンド対応を強化するという。

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