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三越伊勢丹/丸の内に「イセタンサローネ メンズ」

2015年12月11日 / トピックス商品店舗

三越伊勢丹ホールディングスは12月12日、東京・丸の内にメンズファッションセレクトストア「イセタンサローネ メンズ」をオープンする。

<イセタンサローネ メンズ>
イセタンサローネ メンズ

自社グループの強みである編集力を生かした新たなチャネル開発とエリア展開で、顧客接点を拡大する中小型店舗の出店戦略における新業態。2003年に新宿にオープンした「イセタンメンズ館」の2号店の位置づけ。

<店内ディスプレイ>
店内ディスプレイ

大西洋社長は「2003年イセタンメンズ館をオープンした時から、3~5年で2号店を出したいと考えていた。丸の内に出店することは決めていたが、3000~5000m2の物件が見つからず、12年かかってしまった。100%良い店ではなく、2割から3割はお客さんのニーズに合わせる必要がある。間違いなくプロダクトアウトの店なので、お客さんの指導を受けながら良い店にしたい。これまで、やれる面積がないと言っていたが時代も変わり、小さい面積でも良い物件が見つかったため出店した」と語る。

<大西社長>
大西社長

イセタンサローネ メンズの店舗面積は約900m2で、スーツ、シューズ、シャツ、ネクタイ、バッグ、革小物、筆記具などを展開する。スーツは10万円程度が中心価格帯で、雑貨は1万円をベースとした。雑貨のニーズが高い店舗と想定しており、平均客単価は1万5000円程度を想定する。

<フレグランスも展開>
フレグランスも展開

メンズファッションセレクトストアを出店し、新しいお客との接点を拡大するとともに、伊勢丹新宿本店メンズ館のサロン(分店)機能を持つメンズファッションのセレクトストアとして、既存のメンズ館顧客へ利便性を提供する。

顧客ターゲットは、丸の内エリアでワールドワイドに活躍するビジネスマン、週末に丸の内の仲通り周辺に集う高感度な都市生活者、丸の内エリアに勤務し男性へのパーソナルギフトを探す高感度な女性、既存の伊勢丹新宿本店メンズ館の利用客。

顧客ターゲットに対する3つの提供価値である「強さ」「優しさ」「楽しさ」ごとにゾーニングし、これまで丸の内仲通り周辺にないアイテムやブランド、百貨店の強みを生かした品そろえで、丸の内で働く人々のサポートをするという。

サービス面では、ビジネスシューズやバッグなどの革製品の修理・メンテナンスを行うリペア工房を設置。ジャン=ポール・エヴァンによる日本初となるカジュアルタイプのカフェでは、香り豊かなホットチョコレートをテイクアウトでも提供する。

<ジャン=ポール・エヴァンのカフェ>
ジャン=ポール・エヴァンのカフェ

三越伊勢丹は4月3日に東京ミッドタウンにレディスを主体としたファッションセレクトストア「イセタンサローネ」を出店している。2016年3月には、中型店の新業態「イセタンハウス」を出店する予定だ。

2018年度までに、中型店を10店舗以上出店する計画だという。

店舗概要
所在地:東京都千代田区丸の内3-3-1
新東京ビル1階
営業面積:約900m2(予定)
開店日:12月中旬(予定)
営業時間:11時~20時(予定)
建物所有者:三菱地所

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