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びっくり寿司の持株会社/自己破産申請で負債45億円

2009年12月16日 / 経営

帝国データバンクによるとエス・エル・ジーホールディングス(資本金2000万円、目黒区中根1-2-13、代表渡邉哲氏)と、関連会社のプレゼント(資本金300万円、同所、同代表)、エナプランニングオフィス(資本金4000万円、同所、同代表)、アップスタート(資本金300万円、同所、同代表)は12月16日、12月2日に東京地裁へ自己破産を申請し、12月9日に破産手続き開始決定を受けた。

エス・エル・ジーホールディングスは、2000年11月に寿司店「江戸前 びっくり寿司」の経営を手がけていた、びっくり本舗(東京・世田谷区)のグループの持ち株会社として設立。びっくり本舗向けに食品・調味料・食料などの販売のほか、店舗内装工事なども手がけ、2007年5月期には年売上高約63億5000万円を計上していた。

2008年5月期に入り食料品納入事業を傘下のプレゼント、店舗内装工事業を傘下のエナプランニングオフィスに事業移管し、びっくり本舗グループの純粋持ち株会社として運営。びっくり本舗が新規出店やM&Aに伴う投資が重荷となり、業容拡大に管理面が追いつかず資金繰りが悪化したことで2008年10月に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。びっくり本舗の主力事業はTRNコーポレーション(名証セントレックス)の子会社である店舗プレミアム(東京・渋谷区)に事業譲渡されていた。

プレゼントは、2003年4月に設立。びっくり本舗グループの仕入事業を行っていた。エナプランニングオフィスは1994年4月に設立。グループの内装業などを行っていた。アップスタートは、2005年(平成17年)2月に設立。食品販売などを手がけていた。

負債はエス・エル・ジーホールディングスが約45億1300万円、プレゼントが約6億6200万円、エナプランニングオフィスが約2億4400万円、アップスタートが約1億6300万円で、4社合計で約55億8200万円に達する見通し。 

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