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セブン&アイHD/カード事業でクレディセゾンと提携

2010年03月17日 / 経営

セブン&アイ・ホールディングスは3月17日、子会社のセブン&アイ・フィナンシャル・グループがクレディセゾンとクレジットカード事業の包括的業務提携で合意し、8月に本契約を結ぶと発表した。

業務提携の内容は、クレディセゾンがそごう・西武との間で行っているミレニアムカードセゾン、クラブ・オンカードセゾンのカード事業を子会社として設立し、その株式のうちセブン&アイ・フィナンシャル・グループが2011年4月1日に51%を取得し、セブン&アイ・フィナンシャル・グループの連結子会社とする。

この合弁会社(名称未定)は2011年4月1日に営業を開始し、2013年3月を目途にアイワイ・カード・サービスとの事業統合やグループ内の共通ポイントの導入などを検討する。

セブン&アイは、ミレニアムリテイリングの完全子会社化以降、百貨店と提携していたクレディセゾンについて、西武百貨店などの旧セゾングループのカード会社として発展してきた経緯も含め、クレディセゾンのカード事業育成の実績を評価していた。

クレディセゾンも、カード事業に関するマーケティングノウハウなどの提供で、セブン&アイ・ホールディングスのカード事業戦略に寄与することに期待していたため、両社は提携協議を進めていた。

今後、セブン&アイ・ホールディングスでは、府ループにおける様々なカードを統合、グループ共通インフラとして活用することにより、将来的に1000万会員規模のクレジットカード事業として金融関連事業のコアに育成していくとしている。

<金融関連事業の系統図 (2011年4月1日)>
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合弁会社の概要
名称:未定
所在地:未定
代表者:代表取締役はセブン&アイ・フィナンシャル・グループとクレディセゾンが各々1 名を指名
事業内容:クレジットカードイシュアー事業とこれに付随する業務
資本金1億円(予定)
設立年月日:2010年8月、(営業開始日:2011年4月1日)
決算期:3月末(予定)
総資産:約1800億円程度
出資比率:セブン&アイ・フィナンシャル・グループ51%、クレディセゾン49%

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