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ラオックス/中国・蘇寧電器と業務・資本両面で提携

2009年06月25日 / 海外経営

ラオックスは6月25日、中国の家電販売最大手の蘇寧電器(江蘇省)、日本観光免税(東京都目黒区)と業務・資本両面での提携を発表した。

今回の提携は、蘇寧電器の情報システム、物流サービスなどのノウハウがラオックスの経営改善に寄与が期待できること、蘇寧電器がラオックスの小売サービスノウハウとブランド力を評価していること、日本観光免税が来日観光客、在日外国人のニーズ取り込みでベストパートナーとなれることなどから決まった。

これにより、蘇寧電器とは2社共同の仕入れ体制を確立し、プライベートブランド商品の共同開発にも取組む。なお、両社から取締役4名、監査役2名を受け入れる。

さらに、蘇寧電器、日本観光免税の両社とは、傘下企業とも連携することで中国・海外への進出を視野に入れることが可能となるため、家電製品の購入のみならず修理・アフターサービス面でも双方の信頼度向上が見込めるという。今回の提携で、ラオックスは蘇寧電器の子会社のGRANDA MAGIK LIMITEDと日本観光免税向けに、第三者割当による株式と新株予約権を発行する。なお、蘇寧電器、日本観光免税の両社はラオックスの要請があれば、繋ぎ資金として3億円の融資を準備しているという。増資は8月3日付で実行する予定。

このため新株予約権行使後、ラオックスは19億円の資金を調達できる見込み。新株式発行での増資15億円中、約11億円は秋葉原事業の強化のため、仕入れ強化や宣伝などの運転資金に充当するほか、8-10月の店舗の改装費用として使用する。新株予約権での増資4億円は同事業の運転資金に充当する。

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