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井筒屋/売上高9.5%減、当期損失24億円

2010年01月08日 / 決算経営

井筒屋が1月9日に発表した2010年2月期第3四半期の業績は売上高707億7400万円(前年同期比9.5%減)、営業損失1億2400万円(前期は8億6300万円の営業損失)、経常損失3億7500万円(前期は8億900万円の経常損失)、当期損失24億8300万円(前期は16億8800万円の当期損失)となった。

本店は、既存顧客にさらなるご満足をいただくため、コレットとのブランド再編集をおこない、本店、コレットの棲み分けをより明確にすることで、両店の相乗効果を最大限に引き出すべく順次改装を実施している。

コレットでは、昨年3月に「ロフト」、「無印良品」をオープンし、生活雑貨関連商品を強化することで集客力を高めたほか、5月インターナショナルカジュアルショップ「ZARA」、11月「ABCマートメガステージ」を導入するなど、新たな顧客層の獲得を進めている。

既存顧客稼動率向上を目的に女性スタッフで構成した井筒屋レディ営業部を発足させ、戸別訪問による来店促進活動を推進。

昨年3月に組織改正をおこない、売場マネジメント体制の見直しと事務後方部門の統廃合をおこなうとともに、営業効率向上のため、本店と黒崎店で店休日の設定、営業時間の短縮を実施した。

不採算店舗であるサロン・ド・井筒屋U、飯塚井筒屋を閉店し、昨年9月に本社店外事業室運営の「飯塚・井筒屋サロン」として規模を縮小し開店するなど、経営効率の向上をはかった。

人件費や宣伝費、販売促進費を中心とした大幅な経費削減に努めたものの、固定資産減損損失15億46
00万円と会計処理変更にともなうたな卸資産評価損2億8800万円を特別損失に計上したことにより、24億8300万円の当期損失となった。

通期は売上高956億円(12.3%減)、営業利益5億円、経常利益8000万円、当期損失30億円を見込んでいる。

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