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丸井/売上高9.3%減、当期損失87億円

2009年05月15日 / 決算

丸井グループが5月15日発表した2009年3月期業績によると、売上高4474億円(前年同期比9.3%減)、営業利益91億3800万円(49.7%減)、経常利益75億2800万円(56.6%減)、当期損失87億5000万円(前期は76億300万円の当期利益)となった。

小売事業では、要望の高かった値頃価格帯の商品を大幅に拡充するとともに、生活雑貨など商品カテゴリーの拡大にも積極的に取り組んだ。エポスカード会員の優待セールは、期間中、カードのご利用客数が約2倍になった。

この結果、2005年度以来減少を続けていた買上客数が4年ぶりに増加に転じ、第2四半期の既存店売上高が2年ぶりに前年達成するなど、上半期の小売事業の売上高はほぼ計画どおり推移。

だが、2008年後半から、買上単価がさらに低下したことに加え、衣料品や貴金属などの低迷により、下半期の既存店売上高は計画を下回った。

通信販売は、売上高が20%増。WEB通販では、来店客にWEB会員への入会を促進した。WEB通販の売上高は約60%増、荒利益高では、最大店舗である「北千住マルイ」に次ぐ規模まで拡大した。

新宿地区の店舗再編によって、地区全体で500億円の売上高を目指す。成長が見込めるWEB通販については、2008年10月には、埼玉県三郷市に商品センターを移設拡大し、現状の倍以上の物流に対応できる基盤を整えている3年後には、最大店舗である「北千住マルイ」を凌ぐ、400億円の売上高を目指す。

次期の業績予想は、売上高4340億円、営業利益100億円、経常利益80億円、当期利益40億円。

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