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明治乳業、明治製菓/経営統合を正式発表、4月1日に明治HD設立へ

2008年09月12日 / 経営

明治乳業は9月11日、明治製菓と共同持株会社を設立する形での経営統合を正式発表した。今年11月26日に開催予定の両社の臨時株主総会で承認後、2009年4月1日の予定で共同持株会社、明治ホールディングスを設立。経営統合を実施する。同日付で株式移転計画書と統合契約書を作成、締結しており、今後は佐藤尚忠・明治製菓社長を委員長とする統合準備委員会を軸に円滑な経営統合を目指す。

今回の経営統合は、両社のブランド力や研究開発力などを融合し、経営資源を最大限に活用することで持続性のある成長戦略、差別化戦略の構築を目指せると判断した結果。両社は従来の協力関係を、経営を統合してさらに発展させ、より大きな成長機会を獲得できるものと確信したという。

経営統合が完了した場合、乳幼児から高齢者までの広範な世代に幅広い商品を提供し、毎日の食生活で最も身近で愛されるブランドとしての進化が期待できるとしている。また 両社の有する常温、チルド、冷凍など高い品質管理技術の融合により品質保証体制がさらに強化され、安全、安心な信頼のブランドとしての進化も見込めるという。

さらに、原材料の共同購買による調達コストの低減や物流システム等の相互利用による効率化、 類似重複業務の集約、一元化、標準化による効率化などの統合効果も期待されている。

統合に当たり、事業再編が実施される模様。成長期待分野の健康・栄養分野が統合されるほか、菓子や乳製品など両社の事業・機能のグループ再編を2年以内に計画化し実施するという。

今後のスケジュールは、11月26日に株式移転計画を承認すね両社の臨時株主総会を開催。2009年3月26日をもっていったん両社は東京証券取引所の上場を廃止する。その後4月1日に明治ホールディングス設立の登記を実施。同時に明治ホールディングスの上場を行う。

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