流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





楽天/Edyの運営会社を子会社化、電子マネー事業に本格参入

2009年11月05日 / 経営

楽天は11月5日、電子マネーEdyの運営会社であるビットワレットとの間で、資本提携を行うと発表した。

プリペイド型電子マネー事業に本格参入するため、楽天は約30億円を投じて、ビットワレットが行う予定の第三者割当増資を引き受け、株式の過半数を取得し同社を連結子会社化する。

電子マネーの市場は堅実な成長を続けており、小額決済のキャッシュレス化の流れやポイントプログラムとの連携などを通じ、決済ビジネスや消費行動全体での影響力を増していくものと同社は予想している。楽天は、ビットワレットとの提携関係を発展・強化させるため、資本面での提携を行うことで合意し、電子マネー事業に本格参入する。

楽天は、インターネット上での電子商取引と決済ビジネスの親和性に早くから着目し、「楽天カード」でクレジットカード事業を推進してきたほか、ことし2月にはイーバンク銀行を連結子会社化し、決済ビジネスの強化に取り組んでいる。

ビットワレットは、電子マネーの草分けとして2001年から「Edy」の企画・運営等の事業を行っており、楽天とは2007年12月に共同マーケティングの分野で包括的な業務提携契約について基本合意、Edyを使った買い物で「楽天スーパーポイント」が貯まる携帯電話アプリケーション「楽天アプリ」の開発・導入などの取組みを推進してきた。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧