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神戸物産/カンボジア投資中止

2010年04月17日 / 海外経営

神戸物産は4月16日、カンボジアへの現地法人設立と自社工場の建設投資プロジェクトを中止したと発表した。

カンボジア国内で確保した農地や工場地で、カンボジア国内の管理者が整備を履行する契約であったインフラの整備が大幅に遅延しており、原材料の生産や、商品の製造が実施不可能な状態にある。5億円を超える投資を実施しているが、事業を軌道に乗せるには、投資の増額が必要であることから、将来の収益性を考察した結果、黒字化は困難と判断した。

同プロジェクトは、自社で使用する農作物原料を自社農園で栽培することも検討し、日本への商品供給基地として機能させる構想だった。カンボジア国内で原材料の生産から商品の加工・製造までを行い、自社輸入を経て、日本国内のFC店舗での販売に至るまで、製販一体企業としての海外の一製造拠点として計画を進めていた。

連結業績でおおよそ4億3900万円、個別では5億1600万円の特別損失を見込んでいる。

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