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メトロCEO/価値向上プログラムの意義強調

2010年05月21日 / 海外経営

メトロCEOのエッカード・コルド(Eckhard Cordes)氏はこのほど開かれた株主総会で、2009年度の経営状況について「当社の価値向上、効率向上ログラムである『Shape(シェイプ) 2012』が経営に大きく貢献している」と強調した。

コルド氏は「昨年度は世界中の経営者にとって厳しい環境だったが、当社は中期的に増益を見込める状況となっている」とし、特殊品目を除いたEBIT(営業利益)の中期的な伸びを「8%以上」から「10%以上」に上方修正したことに言及した。

同社の2009年度の売上高は前年度比3.6%減の655億ユーロ、営業利益は同8.9%減の20億2400万ユーロ。2010年度第1四半期は、売上高が前年同期比2.3%増の155億ユーロ、営業利益が同55.9%増の1億3600万ユーロで、2008年度以来初の増益となった。

総会では、普通株1株あたり1.18ユーロの配当が株主に対して提示された。このほか、同社経営委員会が、ユルゲン・クルーゲ(Jurgen Kluge)氏を新たに経営委員に指名し、フランツ・ハニエル(Franz Haniel)会長の退任を発表した。クルーゲ氏はハニエル氏に代わって会長に就任する運び。

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