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クレディセゾン/Visaと共同でプリペイドカード事業に参入

2010年08月24日 / トピックス経営

クレディセゾンは、ビザ・ワールドワイド(以下Visa)と共同で、日本初となるビザ・プロセシング・サービスを利用した国内で利用可能なプリペイドカードの発行を開始した。

改定貸金業法、改定割賦販売法の施行により、与信が必要なクレジットカードに様々な制限が設けられ、入会審査や与信枠といった制限がないプリペイドカードは、未成年者などの若年層や主婦層などのキャッシュレスニーズに応え、需要が高まると予測されている。また、顧客囲い込みのツールとして小売業のプリペイドカード発行ニーズもある。

2010年4月に資金決済法が施行され、資金移動業が銀行業以外にも開放されたことから、プリペイドカードにチャージした残高を国内外の銀行ATMなどから引き出すといった送金手段としての用途も期待できるという。

ビザ・プロセシング・サービスを利用してプリベイドカード発行するため、クレディセゾンでのシステム開発コストを抑えた。

プリペイドシステムは、Visa独自の決済ネットワークであるVisaNetを介してカードにチャージされた残高と加盟店からの決済データがリアルタイムに照合されるため、チャージ残高の範囲内でクレジットカードと同様に国内外のVisa加盟店で決済できる仕組みとなっている。

クレディセゾンは今後、ビザ・プロセシング・サービスとVisaNetを利用して特定の加盟店でのみ利用可能なギフトカードを含め、用途に合わせたプリペイドカード事業を展開する予定だ。

クレディセゾンは、顧客囲い込みのツールとして新たにプリペイドカード事業に進出する企業のプリペイドカード発行・運用業務受託や、業務プロセスのアウトソースを希望する企業との提携を進める。

同時に、このカードの仕組みを利用した海外旅行用プリペイドカード発行など資金移動事業へのビジネス領域の拡大を図り、プリペイドカード事業の取扱高を3年後に1000億円にする計画だ。

なお、プリペイドカードの第一弾としてインターネット通販サイト「ユニクロ・ジーユーオンラインストア」で利用できるハウスギフトカード 「ユニクロオンラインギフトカード」を8月24日から発行した。

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