エフピコ／鶏卵パック市場に参入

2010年09月01日／経営

エフピコは9月1日、同社を完全親会社、ダイヤフーズを完全子会社とする株式交換を行うと発表した。鶏卵パック市場に新規参入する。

同日に基本合意書締結をダイヤフーズ主要株主（加茂守氏、荒谷美裕紀氏、望月宏子氏、ダイヤサービス）と交わした。

ダイヤフーズは、飲料用ペットボトルや使用済み鶏卵パック等から回収・リサイクルされたA-PET（非結晶ポリエチレンテレフタレート）樹脂を中心層に使用することにより環境に配慮した3層構成の鶏卵パック等の食品容器を、自社工場でシートから容器まで一貫生産している。

環境負荷の低い植物由来のポリ乳酸樹脂を使用した容器もシートから容器までの一貫生産の体制を整えている。国内鶏卵パック市場で第2位の地位を保っている。

鶏卵パック市場は安定的な需要が期待できる分野で、エフピコにとっては新規参入となる。同社の成型加工技術とグループのインフラ・物流ネットワークとを活用することで、ビジネスの拡大が望めると同社は見ている。

ダイヤフーズが鶏卵パックに次ぐ柱として力を入れている農産品向け容器はエフピコグループとしても取引の拡大を目指している分野だ。

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