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イオン/GMS3社統合後に8つの地域事業会社を設立

2010年10月26日 / 経営

イオンは10月26日、GMS事業の再編にあたり2013年を目処に新たに8つの地域事業会社を設立する方針を明らかにした。

GMSの再編については10月1日に、イオンリテールとイオンマルシェが12月1日に合併、2011年3月1日にイオンリテールとマイカルが合併して、新「イオンリテール」が誕生すると発表している。

新たに誕生するイオンリテールは、東北、北関東、南関東、東海、中四国、北陸・信越、東近畿、西近畿の8つのカンパニーでの運営を計画している。

岡田元也イオン社長は「ストアブランドをイオンに統一し、重複機能を解消し経営の効率化を図り、カンパニー制を再構築し地域密着経営を深耕する。イオン北海道、イオン九州、琉球ジャスコを統合に含めていないのは、8つのカンパニーも既存の事業会社と同様に独立した運営を目指すためだ」と説明した。

8つのカンパニーを事業会社として独立させる時期については、本誌の取材に対して「今回の中期経営計画の中に折込済みで、できれば2013年度には実施したい。各地域で2000億~3000億円程度の事業体を予定している」と答えた。

イオンはスーパーマーケット(SM)事業については、すでに地域別事業会社による運営にシフトしている。SM事業は各地の有力SMとの連合を母体とするマックスバリュ(MV)が中心で、北海道、東北、東海、中部、西日本、九州に事業会社を運営している。

2009年12月には、イオンリテールが運営していたSM事業の分割を発表。2010年2月21日から、SM事業の新会社として、北東北、南東北、関東、中京、長野、北陸の6つのMV事業会社を設立している。

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