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トーホー/食品スーパー事業強化

2011年02月23日 / 経営

トーホーは食品スーパー事業を強化する。

上野裕一社長は都内で開いた会見で「今後、食品スーパー事業のトーホーストアも前向きに成長させる。新規出店に加え、地方食品スーパーのM&Aを含めた拡大策を検討する」と述べた。

トーホーグループでは、子会社のトーホーストアが食品スーパー「トーホーストア」を運営。持株会社トーホーの社長を務める上野氏がトーホーストアの社長を兼務している。

上野社長は、「人材不足のためにトーホーストアの社長を兼務して2年が過ぎたが、食品スーパー業界の矛盾を感じている。安売り競争や小型店などブームに流されている。事業の理念・コンセプトが重要だ。当社は神戸で長く小型スーパーをやってきて店がないと困るという声も多い。買物弱者の問題も注目される中で、当社がやってきた小型スーパーのノウハウが役立つと思う」と語った。

事業再編を進める中で2010年11月に福岡地区の5店舗を営業譲渡し福岡から撤退したが、2011年1月には山陽電鉄の食品スーパー事業のサンヨーマートの店舗を承継、神戸市内のドミナントを強化する予定だ。

M&Aには「後継者がいないために事業継続が難しい地方ローカル企業もある。業務用卸売業の場合と同様に、当社と理念が一致し地域密着経営をする健全企業がひとつの基準だ。エリアを限らず、多用な可能性を検討する」と述べた。

トーホーストアは150坪タイプを主力フォーマットとし、兵庫県下に40店舗を展開する。

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