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イオン/震災の被害額は概算で300億円

2011年03月27日 / 経営

イオンは3月25日、都内で会見を開き、東日本大震災の影響などを発表した。千葉清一執行役グループ財務最高責任者によると、「グループでGMS、SMなど約200店舗が被災し、被害総額は概算で300億円程度、うち商品が50から60億円だ」という。

被災物件の所有形態や保険、修繕契約の条件など、個店ごとに契約条件が異なるため、正確な被害額を算出するには時間がかかる見込み。

同社は阪神淡路大震災があった1995年2月期に、震災関連の特別損失として21億円を計上しており、今回の被害は10倍を上回る予想だという。

また、2011年度は資産除去債務として200億円弱を計上する予定で、震災の被害額と合わせて500億円程度の特別損失を見込む。

ただ、千葉執行役は「GMS事業改革の成果などで、営業利益が100億円程度かさ上げされており、最終赤字になることはない」との業績見通しを示した。

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